僕は書き手として、外見描写が嫌いで、首から下は裸族でも物語は進むと言う暴論を持って筆を握っていますが、筆者の外見描写は丁寧かつ鋭敏で、想像に足る描写であると評価したいです。その他にも、鮮明に再現されるのは戦闘シーン!大迫力で緻密な描写は、手に汗握る攻防を見事に再現しており、熱い熱いバトルを容易に投影させてくれます。僕は文字に限界を感じる派閥の古参ですが、筆者はいい意味で毎回僕を裏切ってくれています。最終回を見届けて前作も再読したい。