この作品は、「もしも音楽が禁止されたら」というifからスタートする。音楽が禁止された世界で、ギターとCDに出会った少年は、誰にも知られないように、ひっそりとCDを流し、ギターを弾く。でもある時、その平穏は、一人の少女によって崩される。彼の持っていたCDを歌うという、あまりに鮮烈な登場で。物語は一気に加速し、音楽のない世界に、音楽を蘇らせようと少年達はバンドを結成する。そして最後に、奇跡はおきる———。文量を恐れないでください。中盤を乗り越えた瞬間、読み進めることしかできなくなります。
学生時代バンドをやっていて強く引き込まれました。多少読みづらい点はありますがこれからの世界観の描写やストーリーを楽しみにしています。