単なるいちゃらぶ小説だけでは終わらない!

中学生だった少年は、遊園地でとある女の子を助ける。女の子はその場で少年にプロポーズし、結婚出来る年齢になったら考えるとやんわりと答える。
そして月日は経って10年後。
少年の目の前にその時の少女が現れ、再びプロポーズしてくる。
そこから同僚との恋のバトルや、少女が隠していたとある問題など、順風満帆とはいかずに――

一気に引き込まれてしまいました。
最初は単純ないちゃいちゃで、かつ、同僚も含めた異様な光景で正直うらやましいを通り越して呆れの領域にいたのですが、しかし中盤のとある問題には腸が煮えくり返るような思いをしながら読み、現況は息を呑んで先がかなり気になる展開となっています。早くスッキリとした解決してほしい……と、登場人物に感情移入して思ってしまいました。ただ感情移入してしまったのは智也ではなく、羽賀の方ですが……

前半の展開でただのラブコメと思うなかれ!
後半の圧倒的な社会問題に思う所があるはずですので、是非とも読んでみてください。

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