ばれたカクヨム

七星(ななほし)歩(あゆむ)

第1話

逸脱している。つまり、外れている。人らしくない。散々言われてきた。私は見ず知らずの人間を助ける。そして、女とセックスしない。愛のあるセックスしかしない。肉欲にまみれた官能美が嫌いだ。芸術家連中は涙を流して女体を崇めるが、私は女性男性に関わらず崇める。観念論的といえば、そうかもしれない。私にとって世界とは私を試す1つの試練なのだ。神を信じているわけではないが、目指す自分へと至る道はなお遠く険しい。遠くに極楽があるとは思っていない。ただ、何もない世界が広がっているとしても、私は進まなければならない。たとえ、道を間違えようとも、私は悪魔におとされようとも。古代ブリギット族は、生贄を必要とした。私は何も必要としない。だから、民衆の擁護者からは世捨て人となじられる。苦しいか?だって?苦しんでいるのは私じゃない。涙を枯らしているのは、家族の方だ。妻はもう何も言わなくなった。だから?そう。私はいつも通り進むのみだ。例え、この身が業火に焼かれようとも、灰となりて風に舞おう。私の身はどこまでいっても俗悪であるが、私の肉体はどこまでいっても、、、。もうらたくさんだ!!戻りたい。あの皆と一緒に笑いあった頃に、空虚な笑いを皆で得たいのだ!!が、私はもう戻れない。進んできた道はあまりにも長いから。ソルヴェイグ!!お前はどこにいる?私の愛しい人!!イチョウの実のように悪臭を放つ我が身を清めてくれたまえ。まだ、間に合うだって?何度その言葉に期待したことか!!だが、私の記憶が邪魔をして罪悪感という化け物を飼うのだ。そいつの餌はもちろん思い出だ。しれ!!しれものよ!!ソルヴェイグは、おちる。永遠の花嫁はすでに農夫の娘となり、、。ああ、、つらいぞ!!いや、まだ終わっていない。白紙の紙にインクをたらすのだ。そして、それを文明機器コピー機でうつす。それから、何を見出す?意味のないことがやがて意味を持つのが歴史なのだが、、。決闘がはじまる。あの麗しいソルヴェイグが闇に包まれて自らの貞操をかけて!!何という物語的結末だ!!ああ!!この物語というものが、人間に与える負の遺産!!消えてしまえ!!伝承よ!!消えてしまえ過去への信仰よ!!未来のみを見たまえ!!原因不明の病が流行った時も言ったのだ!!人間は超えられる!!と。それなのに、それなのに、多くの人間は知らなかったのだ。人間の可能性というものを!!人間はバカではない。人間によって人間が死ぬとしても、、!!なんという楽天主義!!これがアフリカを滅ぼしたのか?いや、アフリカは正しかったのか?まだ生きている。アフリカの時代は迫っている。もう眼前に。その文意は!!目覚めよ!!アフリカ!!の掛け声に他ならない。3本足のカラスと3本足の人間が、闇夜を照らすだろう。君はどこにいる!!ソルヴェイグ!!光というただの存在であるソルヴェイグを抱けない。それが宿命だ。マルクスは、人間を動物と見過ぎたのだ!!この、馬鹿者ガー!!私は怒る。マルクスの夢は結局、まずしいじだに作られたものに過ぎない。それでは、資本主義はこえられないのだ。手刀で首を打つ。自らの首を。おとなしい女さえいれば、俺はこうはならなかったんた!!くっそー!!負け犬は私だったのか?いやいや、まさか!!私は高みに達したはずだ!!「混乱が見られるな」と、この文章を見たゲーテ氏は言う。「君は道化師になりなさい」と言い、消えた。やはり、亡霊だったか。とはいえ、あの顔はよく思い出してみれば、隣の牧田さんのような、、。まあ、いい。隣のしがない会社員の牧田よりもゲーテの亡霊に意見された方が、まだまだ夢があるな。現実を生きるってことは虚しいから、幻想を生きている。ところどころ語弊やおかしな点が出てくるのは仕方ない。わたしの神聖な穴から黄金が出てきた!!ただ、その黄金は臭かった!!などなど。何を意味してるか、わかるかい?よーく知っているものだよ?汚いだと!!この愚か者が!!これは肥料なのだよ!!牛の黄金がよくて、人の黄金が悪いとは!!人間は牛よりも高貴だったはずだぞ!どうして、こんなに品がないのか!!ソルヴェイグ!!君は下ネタが好きかい?好きだから、いや、好きな女に作りかえてやる!!いくぜーいくぜー!!爆発だ!!おお!!我が体!!うなれえええー!!爆ぜろー!!鍛えられたこの体最高の力を発揮するのだ!!静かな道に俺の咆哮が響き渡る。みよ!!このロマン!!みよ!!この隠し味!!全ては大海に還元される。ヨッホッホッレー!!アッホツホッレー。最後の祭りじゃ!!内密の逢い引きじゃ!!鍛えられた文字が断末魔を呼び覚ます!!いえん!!いえん!!れいん!!れいん!!雨よ!!全開で降り注げ!!ふぉー!!ふぉ!!!ふぉ!!!ふぉ!!!ふぉ!!!ヘーイ!!ヨッシャー!!いくぞー!!ふっふっふ。君じゃ俺に勝てんよ。あっちゃー!負けた。君うまいねえ!!泣いてもいいかな?わーん!!えーん!!救世の炎がわたしを焼く。再び冷静なわたし。気分屋?違うね。臨機応変なのさ。この変化に対する適応力!かっこ悪いだと!!そうか!!君はいつだっていつも通りなんだな。そういうのいいね。僕は好きよ!!

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