第2話 お姉ちゃん、ほしい?2
ある日、僕が子供部屋で一人で遊んでいた。
そこに突然母がやってきて、
「ねえ。お姉ちゃん、ほしい?」
何を言っているのだろう。
僕にはすでに姉がいる。
「もう、お姉ちゃんなら、そこに・・・」
遠くで姉が淋しそうにこちらを眺めていた。
了
超・超短編集 萌華 @mossandayo
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