第4話
しばらく、パソコンの前で、色々見ていた。
AV、ニュース動画、動画、ニコ生、スケベ画像各種、ゲームを起動したり、そして、すぐに消したり、グロ写真、グロ動画、アマゾン、何を見ても興味が沸かない。
普段見ないようなものも色々見たのだが・・。
トントンっ
「航一郎様?」
「・・・・・・・・」
「開けますよ」
「一人にしてくれ」
「分かりました、御用がありましたら、携帯電話でお呼び下さい」
「・・・・・・・」
「航一郎様?」
「わかった、あっちいけ」
「はい、申し訳ありません」
野上穂乃果は部屋の前から去ったようだ。
俺は息を強く吐き出す。
これから、どうする?
これから、何をすればいい?
それから、数時間パソコンの前でだらだらとインターネットを弄っていた。
一つの記事が興味を引いた。
『国防省、「中国の戦闘機がレーダー照射」と中国解放軍を非難」』
『尖閣上空で空軍のF35が墜落、生存者未だ見つからず・・』
『中国外務省は遺憾の意を表明・・・・・』
『米国国務省、日本軍機の事故に我が国は関知しない方針・・・・』
「アメ公が舐めやがって」
2chの該当スレッドを探す。
『シナの軍艦を沈めてやれ、倍返しだ・・』
『今、やったら・・・・』
『チョン乙・・・・』
「・・・・・・・・・」
舐められてるな。シナにも、米国にも、世界中から・・・・。笑える。
未だこの国は核を配備していない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
うん、面白そうだ。
やろうか?
うん。
俺は携帯を取り出すと。
野上穂乃果に掛ける。
「こい」
「・・・はい」
俺は部屋のドアに前に置いておいた。鉄アレイをどかし、ドアの鍵を外す。
コンコンっ
「入れ」
野上穂乃果は少し怯えた表情で入ってきた。
俺はパソコンの前の椅子に座る。
「俺はまだ、自分がどのくらいの事を出来るのか知らない」
「はい、航一郎さまは、たい・・・」
「でだ」
「はい」
「まず、学校の近くに手頃なマンションを俺が希望するようなマンションを一室、用意しろ。早急にだ、出来るか?」
「はい・・・あの・・」
「俺の言葉を聞いただろう?お前が考えてお前が速やかに用意しろ、期待している。優先順位は早くだ」
「・・・・分かりました。明日の朝までに」
「後、細々としたものはメールで送る」
「はい」
「マンションの方に使える形で用意してくれ」
「はい」
「後、人をそうだな・・・数人監禁してもばれないような物件を用意しろ。これは急がなくていい。時間を掛けて準備してくれ」
「はい、わかりました」
「頼むぞ、穂乃果」
「はい、航一郎様」
「では、行け」
「はい」
さて、これから・・・・・・・・・。
インターネットで必要そうなものを調べる、そして、リスト化、
人材が必要だな・・・
手足がもっと必要だ・・・
どうするか・・・・
まずは学校だな・・・
後、3日で夏休みか・・・・。
これからどう動くか、相手がどう動くか、慎重に・・いや大胆に・・・・。
まずは恐怖だ。
恐怖で従わせる。
が、手が足りないな。
少なくとも2,30人は欲しいな兵隊が。
外部の人間はどの位動員できるか?
野上穂乃果・・あいつは信用できるのか?
本当に県警レベルで情報を止められるのか?
まぁ・・・いい、見切り発車して見よう。
分からない方がこれから面白いかも知れない。
どう、動けばいいか?
効率的な方法は?
コンっ
「お兄ちゃん、いるの?」
「・・どうぞ」
妹の美沙子が部屋に入ってくる。
美沙子は俺とは別の学校に通っている。
「どうした?」
「なんか・・・お兄ちゃん、怖い顔してるよ・・」
「いや、ちょっと考え事をな・・・、大丈夫だよ」
「の、野上穂乃果さんとか、お祖父さまとか、何か有ったの?」
「・・・いや、大したことはないよ」
「そう?・・・・あ、そうだ、この前のアニメ録画しといたよ」
「ああ、ありがとう、後で貸して」
「う、うん」
美沙子は微笑んだ。
血族を守れか・・・・・・。
俺のしようとしていることは、どうなんだろうな・・・。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます