埼玉へのラブレター

HIRO

埼玉の魅力


 私は埼玉が好きだ。

 愛していると言っても過言ではない。

 さて、みなさんは埼玉県と言って何を思い浮かべるだろうか?

 東京のベットタウン?しま〇ら本社の県?海無し県etc......色々なことがあるだろう。しかし、埼玉県の名所と言ったらなかなか思いつかないのではないだろうか?

 埼玉の名所......実は埼玉を愛し、埼玉と結婚したいと考える私もすぐには言えない。そこでこのエッセイ(?)を書きながら見つけていきたいと思う。

 まずは、埼玉には何があるのかを考えたい。レジャー施設では、しら〇ばと水上公園、むさし〇村、東武動物〇園、西〇園遊園地など沢山の施設があり、私達を楽しませてくれる。観光名所としては、吉見〇穴、川越の町並み、秩父の紅葉、パッと思いつくだけでもこれだけある。そう。埼玉には何でもあるのだ!

 しかし、やはり海が無いのは頂けない。私が愛する埼玉最大のライバルである千葉には海がある。海は強い。海には無限の可能性が広がっている。これは海無し県である我々埼玉県民が他県に見下される最大の原因であろう。だが私は気づいてしまった。海が無く海を県民皆が欲する余り、県庁所在地であるさいたま市大宮区の17時ごろになる鐘の音楽が「海」になっているように、我々には海有り県にはない結束力があるのではないだろうか?

 「結束力」これは何よりも大切で尊いものであるように私は感じる。日本人は周囲の意見によく流される国民性だ。そのため、周りが「結束力」によって固まっていると、よく考えずにそれに追随してしまう。数々の心理学者などがそれに対して警鐘を鳴らしている昨今。我々埼玉県民にはその国民性により固く結束しているのだ。

 おっと、埼玉県の名所を探しているのだったな......埼玉を愛する余り脱線してしまった私を許して欲しい。

 さて、話を戻そう。

 埼玉の名所......。

 

 名所......。

 

 名...所......?

 

 いや待て、埼玉県に名所などいるのだろうか?

 私が思う埼玉県の最大の魅力は「安心感」だ。

 埼玉県にいるとなぜか安心感がある。田舎ではないが、かといって都会という理由でもないこの微妙な発展度合いが私に安心感を与えてくれるのだ。この「安心感」は都会では味わえない。ライバルである千葉でも奴の元にディズニーがある限り、非日常感が抜けることは無い。これはかなりのアドバンテージではなかろうか?人は皆、母の愛情を受け取って生きていく。母の愛情に感じるものは、「愛」と「安心感」である。人間の初めて受け取る感情である安心を味わえる埼玉は千葉どころか、神奈川、東京にだって全く負けていないのではないだろうか?いや、負けてない。

 そうか、やはり私が愛する埼玉が最強だったのだ。

 ここまでの話にピンと来ない都会人に対して、次のような経験はないだろうか?

 「映画館と洋服屋、ゲームセンターに行きたいけど東京だと場所がそれぞれ離れていて面倒臭いなぁ」

 という経験だ。

 これが埼玉の例えば関東最大級の広さを誇る、越谷レイ〇タウンでは全て同じ建物の内部に揃っている。そのため、面倒臭さなど皆無で快適に休日を過ごせるのだ。

 きっと今、このレビュー(?)を読んでいる都会人の読者はとても悔しがっているに違いない。「埼玉に住みたかった!」「羨ましいっ!」その気持ちは分かる。埼玉の素晴らしさに触れたら誰もが通る道にだからだ。だが安心して欲しい埼玉は心が広いためか沢山の電車が東京と繋がっている。そのため、今まで挙げた場所は都心から1時間もあれば大抵辿り着けるのだ。これで安心である。

 さて、ここで埼玉県最大の魅力をお伝えしたいと思う。

 その魅力とは......。

 

 「日本で一番貧乳が多い県である」

 

 ということである。

 先に言っておく。私は貧乳派だ。それを知った上で聞いて欲しい。

 

 貧乳は素晴らしいッッッ!

 最高だッッッ!!

 

 埼玉県の平均カップは堂々たるAカップだ。ということは街を歩けば半分は"Aカップ以下"であり、我々に素晴らしい貧乳を見せてくれる。

 私は思うのだ。もし埼玉県が擬人化したとしたらきっと黒髪ロングの幼女であるとッッ!そしてきっと「海いいな......」と千葉の方向を見て寂しそうにしているのだ!「お兄ちゃんが連れて行ってあげるよ......」と言って、2人きりでドライブしたい。おっと......本音がげふんげふん。

 さて、そろそろまとめに入ろいと思う。埼玉県のいいところは「結束力」、「安心感」、「貧乳大国」ということだ。考えてみて欲しい。いざという時には結束力があり、一緒にいると安心感を覚える貧乳の彼女......。最高だということが分かって貰えたと思う。だから私は埼玉県のことを愛しているし、これを読んだ人も埼玉県のことが好きになったと思う。

 それでは最後にこの言葉を贈って筆を置かせて貰おうと思う。

 

 「Yes,ロリータ No,タッチ」

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