後世の評価 彦太郎

彦太郎

 織田秀隆の家臣。出自などは不明。

 密偵として各地に出没する。旅芸人として人気があり、河原で軽妙な歌と踊りを披露し、民衆を惹きつけ場合によっては扇動する。

 ヒョウ柄の着流しにちょび髭と、パーツがやたら際立っているため、素顔はあまり印象に残らない。風魔とか戸隠とか飛騨の忍者という説があるが、定説はない。

 織田軍の進撃先に現れ、民衆を懐柔し上表を収集する。対本願寺戦での活躍は万の軍に優ると言われるほどの活躍を果たす。願正寺の内部崩壊や、石山の疑心暗鬼は彦太郎の流言によるものとされる。

 唐入りの際に、先行して現地に入り、現地の言葉を学んだ。そのうえでうわさをばらまいて李舜臣を失脚させる。また各地の軍閥を争わせ、煽ることで各自の協力を防ぎ、各個撃破のきっかけを作ったと後日判明した。本人は一切の功を誇らず、飄々としていた。

 のち女真族の集落に紛れ込みヌルハチを見出す。ヌルハチを内応させ、明、朝鮮連合軍との会戦を勝利に導いた。

 数々の伝説を残し、ある日唐突に秀隆に暇を告げ去っていった。その際に秀隆より小阪姓を賜る。

 後年といっても明治になる少し前に、喜多川家にふらっと現れ、ご先祖様にはお世話になりましたと告げ、政敵の情報を流し、さらにそのかく乱を行った。

 その姿は織田弾正忠家に伝わる出で立ちそのものであったが、さすがに同一人物ではないだろう。それこそ特徴的な格好をすることで正体から目をそらすのが目的であると言われる。


 今も喜多川家に仕えるが、ご先祖様の唄をリバイバルしたところなぜか大うけし、ライブ活動に余念がなく全国はおろか東南アジアやオーストラリアにまで進出している。


逸話

 河原者の芸人出身ともいわれる。天才的な言語センスで数か国語を操った。特に薩摩なまりを習得し、島津領内から情報を持ち帰ったとされ、密偵としては伝説となっている。


 あまりに怪しげな風貌であるが、実際に顔かたちを絵に起こそうとしてもできなかった。服装は誰もが知る格好ヒョウ柄であるが、それ以外の服装をしていても誰もそれを彦太郎と認識できないあたりが彼の恐ろしさである。


統率:扇動のプロ

武勇:パンチングマシンで80とか普通に出るし

知略:天災的語学センス

政治:朝鮮とか明を大混乱に陥れました

スキル:言葉の足し算 ランクX(不明) 二つの言葉を組み合わせ無限の可能性を示すことで、人心を掌握する。


足軽:? 騎馬:? 鉄砲:??

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