『キングダムハーツ』

 ディズニー作品とファイナルファンタジーの世界観のミックスをテーマに、オリジナルのストーリーを描き出した新しい(当時は)RPG。大いなる力「キングダムハーツ」をめぐる戦いに、「キーブレード」に選ばれた少年ソラは巻き込まれていく。


 アクションRPGとしてなかなか完成度が高く、オリジナルのストーリーにディズニーキャラクターやFFキャラクターが、原作とは違った形で登場してくるというのも面白い。難易度はそれなり、やり込むと相当キツくなるだろう。

 バトルはリアルタイム制。キーブレードを使用したり、魔法を使用したり、敵によって特異なアクションをかますことも。


 よくネットでシリーズのストーリーが複雑でよくわからないと言われもしているが、個人的にはそんなに。抽象的な説明は確かに多い感じだが、まあそれも魅力というか。流石に、全部一気に説明しろと言われればできないと思うけど。


 また、キングダムハーツといえばかの宇多田ヒカルが歌う主題歌も有名。プレイしたことがなくても、『光』を聴いたことはある、という人も多いだろう。文句無しの名曲であり、これは聴くと「クリアしたんだな」と思わされる。


 シリーズとして一番面白いの『キングダムハーツ2』だと思うが、ぼくはシリーズの外伝的作品『キングダムハーツ 358/2days (スリーファイブエイトデイズ オーバーツー)』に思い入れがある。

 友達に『泣ける』と言われて貸してもらい、それまでゲームで泣いたことのなかったぼくは内心馬鹿にしていた。


 夢中になって四日でクリアした。四日目、ぼくは泣きながらラスボスと戦った。切なくてやりきれない。


 唯一の悔いは一日やって、だんだん嵌りだしたころに友達にネタバレされたことか。なんで言うん……? 

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ぼくのゲームのおもひで。 夜乃偽物 @Jinusi

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