閑話741・『えるふみそまけてかつ』
かにみそはおいしい、やまそだちなのでしらなかった。
えるふののうみそはおいしい、やまそだちなのでしらなかった。
にんげんののうみそもおいしい、やまそだちなのでしらなかった。
「うめえ」
やまそだちちはしらないことがおおい。
これからしればいいことがおおい、おおい。
かにみそおいしい、そもそもかにを、うん、おいしい。
「もぐもぐ」
みそはおいしい。
とてもとてもおいしい。
こひつじののうみそもおいしい。
でもそとにでたらもっとおいしいのみつけた。
にそくほこうのいきもののみそはおおきくておいしい。
「はっけん」
だいはっけん。
みそはおいしい、でもえるふのそれはいちばん。
きっとみみがとがっているのはのうみそがおいしいとおしえてる。
「ばかなの」
おしえてどうする。
そのあいこんはばかのしるしか。
ふふふふふふふふふふふふふふふ。
「おいしい」
おいしい。
おいしい。
おいしい。
とてもおいしい。
「でも」
かにみそもうまい。
でもりょうがな、りょうがすくない。
「えるふにしよう」
りょうが。
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