閑話742・『えるふみそまけてかつ2』

かにみそはおいしい、やまそだちなのでしらなかった。


えるふののうみそはおいしい、やまそだちなのでしらなかった。


にんげんののうみそもおいしい、やまそだちなのでしらなかった。


―――そこ?


「うめえ」


やまそだちちはしらないことがおおい。


これからしればいいことがおおい、おおい。


かにみそおいしい、そもそもかにを、うん、おいしい。


「もぐもぐ」


みそはおいしい。


とてもとてもおいしい。


こひつじののうみそもおいしい。


でもそとにでたらもっとおいしいのみつけた。


にそくほこうのいきもののみそはおおきくておいしい。


――まあ法則的にはそうだよねェ。


「はっけん」


だいはっけん。


みそはおいしい、でもえるふのそれはいちばん。


きっとみみがとがっているのはのうみそがおいしいとおしえてる。


「ばかなの」


おしえてどうする。


そのあいこんはばかのしるしか。


ふふふふふふふふふふふふふふふ。


「おいしい」


おいしい。


おいしい。


おいしい。


とてもおいしい。


「でも」


かにみそもうまい。


でもりょうがな、りょうがすくない。


「えるふにしよう」


りょうが―――結局量かぁ。

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