閑話678・『さばきくう』
さばいて、ひらいて、ころして、おいしくたべて。
えるふのさばきかたはかんたんなのです、くふふふふ。
しかいがまっしろにそまる、はくちのせかい、えるふをたべるせかい。
「さばくのじょうず」
『まあねェ』
「?」
『ご、ごめん、偉いねェ』
「んふふ、そう、えらい」
きょうはだめだな、すきなおんなのこをおんなのこはほめないと、ゆり?じぶんじしんだから。
えるふをさばく、たくさんつかまえたのでさばく、さばくのたのしい。
「ひものにする」
『干物と来ましたかァ』
「ひもの」
『ミイラの間違えじゃないかなァ』
「ひもの」
『うぅ』
「ひもの」
『そ、そうです』
「うん」
さばいて、ひらいて、ころして、おいしくたべて。
さばいて、ひらいて、ころして、おいしくたべて。
さばいて、ひらいて、ころして、おいしくたべて。
さばいて、ひらいて、ころして、おいしくたべて。
さばいて、ひらいて、ころして、おいしくたべて。
さばいて、ひらいて、ころして、おいしくたべて。
さばいて、ひらいて、ころして、おいしくたべて。
さばいて、ひらいて、ころして、おいしくたべて。
ほせばうまみがあっぷする。
「くふふ」
『うぅ』
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