閑話677・『なにわらってんねん2』

えるふをおそうとえるふはよろこぶ。


にんげんを、みみまるをおそうといやがる。


ふしぎ、ほとんどおなじいきものなのに、さべつしないでほしい。


おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで。


おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで。


おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで。


おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで。


おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで。


おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで。


おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで。


みみまるもよろこんでおれにくわれろ―――暗闇に響く思考は相変わらず自分勝手で聞いてて幸せになるよォ。


「おいてみるとわかる」


えるふのくびは、かおはよろこんでる。


にんげんのくびは、かおはよろこんでない――――そりゃそうだ。


「さべつだ」


おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで。


おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで。


おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで。


おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで。


おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで。


おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで。


おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで、おれをさべつしないで。


えるふとおなじになるまでくってやる。


わらえるまでくってやる――――無理な話。


「わらえ」


わらってない。


えるふはわらう。


なんでにんげんはわらわらないのに。


「なにわらってんだおまえ」


―――エルフはそんな仕様だからね。

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