閑話585・『じぶんだいしゅき2』
えるふにかこまれてしあわせなのです。
にぁやああああああああああああああああああああ、おおきくなく。
どつもこいつもぜんらになってあはんうふん、いいのです、くわれるのですから。
おいしいのがいちばんなのです、あはんうふんをするとにくがやわらかくなります。
延々と垂れ流される言葉は耳に残る、キョウは今日も元気。
だけど妙だなァ、んふふ。
「きょうはしってる?」
『知ってるよ』
「ふーん」
『ほら、みんなキョウが大好きだよ』
「でもしろいみみとがりの、にくのかたまりだ」
『そう』
「あんまりうれしくない」
『そう』
「きょうのほうがすきぃ」
『うっ』
「しゅきぃ」
エルフを放置して口説きに来た。
来やがったよォ。
「しゅき」
『わかったって、構ってあげないの?』
「えるふ」
『そうそう』
「しんない」
『え、ぇぇぇ』
「きょうとおはなしする」
『え』
「しゅる」
『……ご飯を食べてからねェ』
「むぅ」
その後なら幾らでも口説かれてあげる。
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