閑話582・『じぶんだいしゅき』

えるふにかこまれてしあわせなのです。


にぁやああああああああああああああああああああ、おおきくなく。


どつもこいつもぜんらになってあはんうふん、いいのです、くわれるのですから。


おいしいのがいちばんなのです、あはんうふんをするとにくがやわらかくなります。


「きょうはしってる?」


『知ってるよ』


「ふーん」


『ほら、みんなキョウが大好きだよ』


「でもしろいみみとがりの、にくのかたまりだ」


『そう』


「あんまりうれしくない」


『そう』


「きょうのほうがすきぃ」


『うっ』


「しゅきぃ」


えるふはどんだけしんでもいい。


おまえはずっといてくれればいい。


それだけのこと。


「しゅき」


『わかったって、構ってあげないの?』


「えるふ」


『そうそう』


「しんない」


『え、ぇぇぇ』


「きょうとおはなしする」


『え』


「しゅる」


『……ご飯を食べてからねェ』


「むぅ」


どうしていじわるいうのかな。

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