閑話560・『ぺむぺむ』
滞在時期が長いと普段と違う行動を見る事が出来る。
エルフの残骸を森の奥へと隠す、しかも地面を掘り起こし生い茂った雑草も丁寧に植えなおす。
「ぺむぺむぺむ」
『あー、隠してるの?』
「ぺむぺむぺむ」
『うーん、こんな習性もあるのかァ』
「ぺむぺむぺむ」
『もう完璧じゃない?』
「ぺむぺむぺむ」
『うーん、完璧じゃないのかァ』
「ぺむぺむぺむ」
『そんなに何度も叩いても意味無いと思うけどなァ』
エルフライダーの本能剥き出しのキョウ、本来の行動が観察出来るのは良い事だ。
餌を地面の下に隠す、原始的な行動に感心したがその行動が何時までも終わら無い事に疑問。
手で何度も地面を叩いてる。
『おーい』
「ぺむぺむぺむ」
『まだー?』
「ぺむぺむぺむ」
『もう綺麗だと思うよォ』
「ぺむぺむぺむぺむぺむ」
『キョウ?』
「ぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむ」
『あれ?』
「ぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむ」
『ああ』
「ぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむぺむ」
『楽しくなったんだねェ』
なら仕方無いねェ。
ふふ。
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