閑話490・『きゃわわん2』
美少女、ふふふ、褒めると不満足そうに顔を歪める。
「顔だけェ」
「?あはははは」
「顔だけだは無いでしょうに、もっと内面的なものとか」
「?そうやって睨んでるのも可愛い」
「うぐ」
「全部可愛い、やったー」
「………くそぅ」
これ俺の。
この可愛いの俺の――――俺自身。
「可愛い可愛い可愛い可愛い」
「うぅうう」
「可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い」
「うううううううう」
「可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い」
「うぁああああああああああ」
「可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い」
「中身も褒めてっ!」
「ん?」
「中身も褒めてよォ、うぅうう」
「………にゃかみ」
「にゃかみですっ」
「………」
「無いかな?!にゃかみで良い所っ」
「………可愛い」
「え」
「にゃかみも可愛い」
「……うへへ」
「ほら、可愛い」
全部可愛い。
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