閑話443・『えさきまり2』

餌はどうするのと、その問いに答える事も応える事も出来ずに足りない頭脳で考える。


エルフは何を食べるの?エルフって何を餌にすれば良いの?ベッドに皺が広がる、お尻を擦る。


あう、キョウが心配そうに見詰めて来る、でも舌は止まらない。


「キョウ?」


「えさ」


「キョウったら」


「えさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさ」


「こわい」


「えさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさ」


「えさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさ」


「えさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさ」


「えさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさ」


「えさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさ」


「う……声も可愛い」


答えは出ないまま無表情でブツブツと呟く、延々と、長々と、粛々と。


「えさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさ」


「えさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさ」


「えさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさ」


「えさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさ」


「えさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさ」


「えさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさ」


「えさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさ」


「えさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさ」


「えさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさ」


「えさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさえさ」


「エルフでいいの?」


「えさは」


「決まった?」


「おれはえるふくうのすき、だからえるふにもえるふあげるの」


すきなものをすきなどうぶつにあげる。


えるふをえるふにあげる。

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