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閑話４３０・『ぺろりんこ』
「ひゃあ」
「にゃあにゃあ」
「ご、ごめんなひゃいいい」
おこってます、いうことをきかないから、にゃあにゃあ、おこってます、だからぜんしんをなめる。
ぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろ。
いうことをきくまでなめる。
「ごめんにゃひゃい」
「うるさい、小屋を建てろ、にゃあ」
「そ、それは」
「出来るだろ、俺なんだから、出来無くしてるのはお前の下らない意思だ」
「うぅ」
「唾液臭い」
「きょうのだよぉ」
「言う事聞くまで舐め上げて染め上げる」
「言う事聞けぇ」
「ひううう」
「聞け」
「き、ききまひゅ」
何時も超然としているキョウが根元から折れた。
「小屋頼むな？」
「ひゃい」
ふふ。
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