閑話419・『にどしめ2』

くすんくすん、落ち着いた、しかしくすんくすんと声を出す。


擬音としてはやや心配になるソレ、効果音としては寝難いソレ。


キョウを抱き枕にして甘える、良い匂い、俺以外の男も女も殺す最低女。


だいしゅき。


「くすんくすん」


「はいはい、とんとん」


「背中痒い」


「はいはい、ぽりぽり」


「ああん」


「い、色っぽい……落ち着いた?」


「俺は何時でも落ち着いてるぜ」


「そ、そうだね」


「?」


「良い子良い子」


「キョウも良い子良い子」


「ああん」


「色っぽいぜ」


頭を撫でてやる、目を細めて甘えるようにしてぐりぐり、すると急に赤面して咳をする。


こほっ?風邪?


「風邪か?温くしてやる、むぎゅう」


「ぐえぇ」


「ごめん、間違って首絞めた」


「こほっこほっ」


「風邪か?」


「く、首を絞められたからですけどォ」


「………最初は絞めなかった」


「え、あ、え」


「あははははは」


「おかしい所無いよねェ?!」


お腹が空いてるからついつい仕留めてしまう。


エルフ食いたい。

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