閑話412・『くしゃみげぷぷ2』
どうしようもないどうしようもないどうしようもないどうしようもない。
忘れる事はどうしようもない。
忘れるのに特化した生き物。
それでも生きる。
「え、食って無いぜ」
『食べたよォ』
「でもお腹もペッタンコだもん」
『そ、それは消化したから』
「集落一つ分のエルフがそんなに早く消化するわけねぇだろ」
『あ、あるんだよォ』
エルフを食べないと死んじゃうのについ最近食べたと言うキョウ、それで俺とお前が死んだらどうする?
俺の為に嘘を吐くのも平気なキョウ、これもまた何か理由があって?
俺のお腹が真実を告げてるぜ?空腹。
ん?
「けぷぷ」
『し、証拠だ、それ証拠だよォ』
「?美少女のゲップだぜ」
『前半いらないっ、後半重要だよ』
「?」
『食べ過ぎの証拠っ』
「あははははは、誰か噂してるんだろう」
『それはくしゃみっ、キョウのおバカっ』
「くしゅん、ずず、誰か噂してるぜ」
『私が噂してるんだよォ』
「?」
『うぅ』
「変な奴」
『おバカおバカ』
「お腹空いた」
『おバカぁ』
「エルフ食うぜ」
だってお腹がぺちゃんこだもの
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