閑話408・『チキンスライス2』
蹴るのだ、生きてるかどうかわからないから蹴るのだ、蹴って動けば生きているので殺すのだ。
びくびく、怖いぜ、エルフの集落の皆さんが『何故』か自殺したので生死の確認。
自殺したから死んでるか。
「ひくわぁ」
『そりゃね』
「ひくわぁ、ひくわぁ、ひくわぁ」
『全部死んでるって』
「アホか、生きてて襲われたら怖いだろ、乙女だぞこちとら」
『アホ』
「ああん?」
『襲って来たら食べれば良いじゃん』
「バカだなぁ」
『?』
「そんなゾンビみたいなの食いたく無いぜ」
『へ、へえ』
乙女なのでゾンビは苦手だ、普通に怖い。
死んでるのに動くんだぜ?生きているのに動かない奴と同じぐらい怖い。
あれ、じゃあ怖く無いか?
ん?
「つんつん」
『ビビり』
「オラァ」
『ひくよ』
「き、キョウがビビりって言うからァ」
『いや、ひくよ』
冷たい言葉、傷付く。
「つんつんとオラァを交互にしようか?」
『つんつんだけで良いよォ』
それじゃあ強めにつんつんするかな。
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