閑話386・『天然小屋で2』

作り上げたエルフ小屋?に小ぢんまりと収納されているキョウ。


なにこれェ、可愛くて虐めたいんだけどォ。


んふふ。


「違和感しかねーぜ」


「あはは」


「んだよ」


小屋の中からこちらを見上げるキョウ、めんこい。


このまま飼育したい。


飼いキョウ。


「飼いキョウ」


「あん?」


「あはははははは」


「き、キョウにしてはお下品な笑い方だぜ」


「だ、だって、だって」


「?」


だって可愛いんだもん、しかし想いは伝わら無い。


そもそもこのまま飼育したいだなんて言えない。


言えるわけが無い。


「居心地は良い」


「ぷふ」


「な、何だよ」


「可愛いなぁーって」


「俺は何時だって可愛いぜ」


「天然な所も可愛いよォ」


「天然?」


「ド天然」


「?どてんねん」


小屋から顔を出したキョウと視線が絡み合う。


ド天然の癖してまあ。


まあ可愛い。


「天然?」


「天然だねェ」


私とこんなに違うなんて。

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