閑話376・『エルフ如きが捨てるナ』
エルフが食いたい、エルフが飼いたい。
エルフに生きて欲しい、エルフに死んで欲しい。
矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾。
矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾。
矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾。
胸が痛む、しかし答えは出ない、餌を愛する行為は自分を壊す、キクタがいた、始まりにはキクタがいた、エルフがいた。
矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾。
矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾。
矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾。
『餌だよ』
『きくた、えさじゃない』
『始まりはそこかァ、最初に餌と出会った時に、その餌を愛してしまったからエルフ如きに感情を』
『?』
『矛盾じゃないじゃん』
『??』
『キクタが好きだからキクタと同じ種族を殺したく無いんでしょう』
『あう』
『でもキクタはお腹一杯で笑っているキョウが好き』
『――――――――――――――』
『あいつは同族を笑顔で差し出す、私も同じィ、悩んでいるのは優しいキョウだけ』
矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾。
矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾。
矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾。
矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾。
矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾。
矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾?
『矛盾じゃないよォ』
『えるふは、きくたとおなじだから、なかよくなれる、かぞくに』
『なれないよ』
『―――』
『キクタだってキョウ捨てたじゃん』
あ。
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