閑話326・『中年に負ける2』

ムキムキの中年は止めてと言われたけど性的な嗜好を変えるのは無理じゃね?


色々言い訳するけど信用してくれないぜ。


「ふーん」


「あ、何も信用してないな」


「まあ、でもいいじゃん、一部はみんな可愛いし」


「麒麟を始めとしてキョウと結婚したがる輩ばかりだしねェ」


「わはは、ロリハーレム」


「どうなのそれ」


「ど、どうなんだろうか」


ベッドの上で猫のように丸まりながら思案する、思えばロリばかりだ、中年の一部も欲しい?


そう思考した瞬間に体の中で暴動が起こる、いてててててて、げ、現状で我慢するぜェ。


「ロリハーレム、略してローレム」


「新キャラのシスターで出そうな名前だねェ」


「え」


「うん」


「……確かにシスターでいそうだぜ」


「今度グロリアに聞いて見よう」


「そうしよう」


架空の人物に盛り上がる俺達、名前的にいそうな気がする。


「中年男性に見た目で負ける私ィ」


「いや、キョウも可愛いぜ」


「『も』?」


「き、キョウが可愛いぜ」


「よろしい」


「はぁ」


「溜息しないっ」


「は、はいぃ」


そりゃお前が一番なのは当たり前だけどさ。


ナルシストになるからなるべく避けてるんだぜ?

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