閑話322・『好みぃいいいい2』
何故かキョウに好みのタイプを聞かれている、そんな事を気にしなくてもお前とグロリアが一番だぜ?
ふふん。
「お鬚もじゃもじゃの筋肉ムキムキの中年とグロリアや私並の美少女ならどっちが良い?」
「すまん、後半自尊心高すぎてムカついた」
「あはは、キョウはバカだなぁ」
「意味も無くバカにするの止めてくんね?!」
素直に口にしたら意味も無くバカにされた。
しかしどうしたものか、両方『可愛い』しなァ。
「しかし難しい二択だぜ」
「難しい?!」
「…………愛情とか無しで、好みだろ?」
「そりゃそうだろうがァ」
胸元を掴まれて高速で振り回される、え、殺すつもり?
しかも怖いよォと叫びながら首絞めしてくる、お前の方が怖いぜ。
し、死ぬ。
「怖い、怖いよォ」
「うぐぐぐぐぐぐぐ」
「キョウ、乙女が白目とは何事か」
「っぁ、お前が首を絞めてるせいだぜ、ダブルピースしても良いんだぜ」
「なにそれ、キモイ」
「ですよねー」
俺の渾身のソレも流される、色々聞かれる、好みのタイプ。
今だけはお前では無く中年だぜ、何せ俺を殺そうとしてるしな、お前っ。
「けほけほ」
「トントンしたげるよォ」
ばしばしばしっ。
「トントンじゃなくね?!」
「うふふふ」
軽く吐いた。
おえ。
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