閑話278・『旦那さんにするわけねぇだろ、シネ2』

ベッドの中で子守唄を―――グロリアと部屋が別の時は最近はコレだ、そして聞かされるのは生物としての夫婦のあり方。


おえ、理屈的で吐き気がする、結局は自分が俺の旦那に相応しいって話、なにこのロリ母。


「と言うわけじゃ」


「はあ」


「儂だってキョウにおっぱい上げてるから旦那じゃね?って話じゃ」


「その前に母だろうテメェ」


「ん?些細な事じゃろう」


「些細じゃねぇーわ」


「母であり旦那のポジションも出来る儂ってキョウの伴侶じゃね?って話じゃ」


「う、論理で攻めるのはやめてくれぇ、ば、バカだから、負けるかも」


「ふはははははは、負けたらキョウは儂の嫁じゃ」


「こわっ」


俺のお気に入りを餌やり係と罵りながら不躾な言葉で罵る、あいつは確かに一部としては不完全だが他人としては完全だ、唯一無二の一部。


だから叱るぜ。


「しかし儂はそれに加えて母でもあるからな、あの餌やり係などゴミじゃ、ゴミ」


「あいつお気に入りだから悪口はやめて」


「う」


「やめろ」


「は、はいなのじゃあ」


「ふん」


「ちっ」


「あん?」


「うぅ」


その後も長々と話す、エルフライダーって生き物が結局は世の理で動いている事実は面白い、眠気を我慢しながら聞く。


てんし、なんだか、どこかでみたな。


「つまりキョウは雄を支配する女王様」


「お前ら全員メスだよな?」


「はて」


おれは、めすにかこまれてばっかだぜ。


おとこのこだもん。

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