閑話245・『嫉妬してから死んで』

嫉妬させるために灰色狐のキスマークを首元に残している、祟木は何時も余裕で何時も朗らかで何時も覇気に満ちている。


それが嫉妬や母乳を与える身体の変化で少しずつ調子悪くなって行くのは見ていて楽しい、だからこそそれを見せる、ベッドの上で絡みながらそれを見せる。


祟木は表情を崩さない、黙って母乳を俺に与えるが口元が一瞬だけ震えた、形の良い桃色の唇がやや煩わしそうに………学者ロリが、嫉妬を覚えて俺に溺れて死ね。


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死ねぇ♪


「キョウっ、それは、何だろ?」


「なにが?」


「首元の痣の事さ」


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死ねぇ、そんなの、乙女に聞く事じゃ無いよ?


俺が傷付いて、お前はもっと傷付くだけ。


「死ね」


「キョウ」


「そんな事を聞くのデリカシー無いよ」


もっと嫉妬してね。


それから死ね。

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