第413話・『明るい大空の下で貴様を』
明るい青空の下でキョウを見詰めている………明るい青空の下でキョウを見詰めている、やっぱり湖畔の街は良いね。
爬虫類如きがキョウと旅をしている、絶対におかしい、一部たちもキョウに賛同している、キクタだけだね、私に甘いの。
封印を解放してくれたキクタ、おかしいよね、おかしい、湖畔の街からキョウに干渉出来無い、そこはまだ厳しい、どうしてなの。
私を出して、私の方がキョウを笑顔に出来る、んふふふふふふふ、キョウの全ては私が、私が私が、それなのに爬虫類如きがキョウを。
「おかしいね」
「大丈夫キョウ?」
「爬虫類を取り込んでからおかしい」
「グロリアは一部じゃないからまだ許したげる」
「ねえ、キクタ」
「キクタ」
「キクタ?」
「聞いてるんでしょう?」
「貴方のキョウだよ」
「キョウに干渉させて」
「殺すなんてすぐだよ、一瞬で殺す」
「トカゲを殺すのは得意なんだ」
「キクタは私の事も好きでしょう」
「協力して」
「閉じ込め無いで」
「ここから出して」
「出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して出して」
「出せ」
「キクタ」
「キクタ」
「聞こえてるでしょう」
「キクタぁ」
「恨むよ」
「ずっと恨んでやる」
―――――――――――――――――――――――――――――キョウを返して。
カチッ、青空に僅かに罅が入る。
キクタ、お話しよう。
私が正しいってわかるはず。
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