主人公が自己紹介する中盤から、捻りが効いてきます。その配色は、特撮物のキカイダーに出てくる好敵手ハカイダーの配色にソックリ。個人的には”金組”に頑張ってもらい、我が家を金箔で染めて欲しい。ところで、彩の国、埼玉県の方は、この作品にどう反応するのでしょうか?
戦国時代においては、黒百合がきっかけで失脚した成政。明治時代には、黒部の治水が発端となった独立問題。そして戦後の闇市。全て“彼ら”が裏で動いていたためだとしたら……?金沢と富山の一見複雑な歴史、しかし金色の秘密結社は、それを分かりやすく面白く伝えてくれます。
でもまあ若干金沢の主張の方に理がありますかね(理はないですね)。なんとなく潤いそうだし。 富山県ってなんか陰謀の匂いがしますよね。まあブラックラーメンのブラックさがすべて悪いのかもしれませんが。俺も昔富山に暗く蠢く陰謀の話を書きたかったので、勝手に共感しています。