第4話晃のファッションブランド
マンション屋上から自宅のトイレへ行って
「
翔太は
翔太のそばに空のワインボトルが三本とワイングラス二つが
「あ〜あ」
俺は鉄条網に手をつきビルを見下ろしながら、大げさな声を出した。
翔太は気づかない。
翔太……翔太よ、同じ大学の
先日、俺は晃からおまえのことをリサーチされたよ。晃は妙に鼻の
翔太よ、近いうち、絶対に晃からおまえにアプローチがあるだろう。もしそうなったら、どうする?
ははは、残念。晃とおまえが知り合う前に、俺が先に……彼女を
果たしておまえに幸運は
俺は翔太の寝顔を見ながら口には出さずにひとりごちた。
マンション屋上のコンクリートの地べたが、黒の点々におおわれてゆく。とうとう雨が降ってきたのだ。そして気温もさらに下がってきた。厚い雲のせいで夕焼けも見えない。屋上から見下ろすと、夜の準備を始める街には
「翔太、起きろ。雨が降ってきた、風邪引くぞ」
俺は
「ああ?
何も知らない翔太。
冷たい雨が降る中、俺は、翔太と俺の部屋に
ハロウィンの俺たち Jack-indoorwolf @jun-diabolo-13
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