番外編〜時代小説は年寄りのラノベ

 ホント、蛇足なんですけど。


 もう名前出しちゃうけど、佐伯泰英さんを筆頭とする文庫書き下ろし時代小説ってお年寄り向けのラノベだと思うんですよね。

 この辺の認識は、Facebookで何人かの書店員さんと確認済み。

 複数のレーベルが乱立し、一部の人気作家が書き下ろしシリーズをいくつかかかえ、作風はテンプレ化してる。


 小松左京や筒井康隆のSFから今のライトノベルにつながる系譜に例えるなら、池波正太郎や藤沢周平から今の多作な一部の売れっ子作家さんを中心とした文庫書き下ろしの時代小説につながってる感じ。

 いや、池波正太郎の劣化コピーなんて言う気はないですよ。

 漫画界の手塚治虫みたいなもので、鬼平犯科帳とか剣客商売とかでテンプレートができちゃった、みたいな。

 あ、この段落は「私見」です。

 他の人と認識すり合わせ済みではないです。


 ついでに言えば、高田郁さんとかお料理&人情系の女性作家って御宿かわせみの系譜ですよね、なんとなく。


 そういうたとえで言うと、葉室麟さんとかSF界の伊藤計劃みたいな立ち位置?(ご存命だけど)


 で、もしかすると、今後ある程度筆力があるラノベの作家さんは、少し休息時間をおいて時代小説の作法を学んでから、書き下ろし時代小説業界に移っていく人も出てくるかもしれませんね。

 なんとなく。


 では、これにて本当におしまい。

 お目汚し失礼しました。

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ラノベ好きおじさんができるまで @kuronekoya

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