この世界には俺と女の屍体がひとつあるだけだった。
@rain_rain_rain
世界と女の屍体と俺
何もない真っ白な空間。果てはなく、白い床だけがあった。
光源も見当たらないが、この光はどこから出ていて、いったいどうしてこの世界を視認できるのだろう。
ポツリと、女の屍体が近くにあった。何も言わず、ただ存在しているだけの屍体。
遠くまで歩いてみたが本当に何もない。果てもない。俺は女の屍体のところへと戻った。
女の屍体を観察してみる。この状況に対する何らかのヒントがあるかもしれない。
そうして女の屍体を弄っているうちに、性的衝動に襲われた。周りに、人はいない……
俺はその女を屍姦した。
次の日も屍姦した。
来る日も来る日も屍姦。
この場所には他に何もないから。
腹が減ることが無い。身体に傷をつけても寝て起きると治っていた。
ある日、天井からボトリと赤子が降ってきた。
この世界には俺と女の屍体がひとつあるだけだった。 @rain_rain_rain
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。この世界には俺と女の屍体がひとつあるだけだった。の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます