第7回 雨流館
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鏡子と別れた桜下は、大学前大通りを文学部正門から西へ折れた。大学の敷地を外れると、寂しい田園地帯に入る。鏡子もそうだが、一人暮らしをしている六星社大生の多くは、大学の東北方、JR駅前へと至る市街地に住んでいる。桜下の新しい下宿はそれとは反対方向であり、その一帯では大学関係者はほとんど見かけない。
正門から徒歩十分、最後のコンビニの角を曲がると、蔦の絡む、崩れかけた古い石塀が行く手を阻む。石塀の崩れ目を慣れた足取りで飛び越え、桜下は敷地の中を進む。コンビニからもう一つ先の辻まで行って折れると、正面の門があるのだが、下宿の住人はみんなこの近道を使っている。
鬱蒼と茂る庭木の切れ間から、二階建ての巨大な木造邸宅が現れる。古い小学校、あるいは幽霊屋敷を思わせる、中央に時計塔の付いた、堂々たる和洋折衷の邸館である。
これが四月から桜下の住んでいる下宿、
一階の窓からだけ、煌々と光が放たれている。
住人たちはもう、飲み会の用意をしてホールに集まっているらしい。
ホール。そう、この下宿の一階にはロビーと小さなホールがあり、住人の共用スペースとして自由に使って良いことになっている。家主の好意だ。
全体、雨流館は、大学院生の下宿先としては破格の好条件だった。大学から徒歩十分というのは、六星社大生の下宿としてはやや遠い部類に入るが、なんといっても広い。居室は二部屋とバス・キッチン・トイレ、さらにホールとロビーを自由に使えることで、実際以上に広く感じる。家賃は光熱費・通信料金込みでなんと二万円。六星社市の相場の半額から三分の一といったところである。追加で二千円出せば、近くにある駐車場を借りることもできる。
これだけの好条件であるから、なかなか住人が入れ替わらない。たまたま桜下が不動産屋を訪れた日に、その中の一人が出て行くことが決まった。桜下と応談していた不動産屋の社員がその電話を受け、そのまま桜下に紹介してくれたのである。こいつはなかなかの僥倖、と桜下は自分の幸運を喜んだ。
入居できるのは大学院生以上の人間に限る、という条件なので、住人トラブルも少ない……はずだった。確かにトラブルらしいトラブルは、ない。しかし。
玄関でまた一つ溜息をつき、時代がかった両開きの扉を開ける。
ロビーの右手から、にぎやかな笑い声が漏れ聞こえてくる。もう主賓も到着しているらしい。桜下は自分の部屋に上がらず、直接小ホールに入った。
十畳ほどの板張りの部屋の中央に赤いカーペットが敷かれており、その上に大きなローテーブルが一つある。テーブルの上には、ラージサイズのピザ、寿司桶、フライドチキン、と宅配料理の御三家が勢揃いしている。テーブルの周りを、三人のむさくるしい男たちがあぐらをかいて囲んでいる。全員、二十代終わりから三十代前半。外見的な特徴を一言ずつで説明すると、あごひげ、肥満体、眼鏡。雨流館の先住者である彼らこそ、桜下の悩みの元凶である。
三人の名前は、あごひげから順に
肥満体の男、堀戸。
同名の別人ではない。この男こそ、怪文書を撒いた一味の一人である、と鏡子が指摘した、近世専修コース非常勤講師、堀戸その人である。
他の二人、阿東と荒見が――西洋史の川上、仏文の山田、と称して文学研究科棟に出入りしている、「偽学生」である。
――そーなんすよ、わたしは最初から誰がやったかなんて知ってたんすよ。なんたってここは、悪の巣窟、テロリストのアジトなんすから。
「おう、待ってたぞ」
「とにかく座りましょう、ふひひひひ」
「まずは一杯。桜下くんはビールで良かったかな」
男たちはにわかに立ち上がって桜下を取り囲み、手にグラスを押しつけてくる。たちまちグラスにはビールが注がれ、座の真ん中に座らされる。
テーブルの反対側には、三人は座れそうな古いソファが置かれているが、それは宴会の主賓の専用席と決まっている。そして、今日もそのソファを一人で占領しているのは、雨流館の家主、
桜下が美伶に会うのは、今日で二度目だ。初めて会ったときと同じく、美伶はスカートをくしゃくしゃにして、だらしなくソファに身体を横たえ、煙草を吹かしてる。その様は、最上の阿片を堪能する清朝貴族のごとく気怠げだった。鏡子に「美人の大家さん」と説明したのは嘘ではない。安宅美伶は美人である。火を点けたまま灰皿に置きっ放しにして、灰になってしまった煙草のように、いまにも崩れてしまいそうな、若さが失われる寸前の美貌だ。年齢はおそらく三十前後。結婚もしておらず、仕事もしていないらしい。普段は敷地の裏にある別邸に住んでいるが、たまに本館に姿を見せる。
女に縁のなさそうな阿東たちへの美伶の支配力は絶大だ。彼らは宴会に美伶が来ると聞いただけで大喜びだ。三人のアイドル、女帝のおなり、というわけである。
「遅いじゃない、桜下くぅん。それで、探偵さんの方はどうなの」
「はあ、すみません、けっこう聞き込みに時間かかりましたんで」と早速話し始めた桜下だったが、美伶にとどめられる。
「ちょっとちょっとぉ。なにしてんのよ、まず飲みなさいよ」
仕方なく、言われるままにぐいっとグラスを空ける。
「よし、それで舌もなめらかになるでしょう。いいわぁ、話しなさい」
女帝のお許しが出たところで、桜下は鏡子の結論をかいつまんで説明した。
「というわけで、怪文書作戦はもう止めにするしかないと思いますねえ。お三方、全員目をつけられましたっす」
桜下の報告に、三人は顔を見合わせ、ふふふ、と不敵に笑いを浮かべる。
「いつまでも続けられるはずもなかったが、案外早かったな」
「近代研究室の美少女探偵、なかなかやるね。萌えだね、ふひっ」
鏡子さんは美しくもないし少女でもないんすけどねえ、と堀戸の感想に心の中で突っ込みを入れる。
「諏訪路先生がもっと騒ぎ立てると思ってましたが。やはり文面が大人しすぎましたか」
メタルフレームの眼鏡を中指で押し上げ、今さらなことを言い出す荒見。
「文面を考えたのは美伶さんだ、文句言うな」
阿東があごひげをしごいて荒見を睨む。
「あら、わたしじゃないわよ」
すぱあ、と紫煙が空に吐き出される。
樽田というのは、桜下が入居するまでここに住んでいた男の名前だ。
「結局、佐富先生には飛び火しなかったのね。そこは物足りないけど……。まあいいんじゃない。諏訪路先生の御本が出てからが、本番なんでしょ」
「樽田の計画ではそうなってます、ふふひひっ」
シャツのボタンがはち切れそうなほど膨れあがった堀戸の腹から目を背けつつ、桜下はもう一杯ビールを飲み干した。
――まだ続くんですねえ。勘弁してくださいよ。
彼らの想定では、この件はもっと大ごとになるはずだった。まず諏訪路が事務局に報告し、この件は大学院内で広く知られるようになる。そして科研長選挙の話と共に噂を流し、佐富がやったのではないかと疑惑を集める。ネット上でもこの件を誇張して煽り、六星社大文学研究科でなにやら不穏な事態が進行しているらしい――と世間の注目を集める、という予定だった。
そうならなかったのは、研究室内だけで内密に処理しようとした諏訪路の慎重さ、あるいは臆病さと、鏡子が登場したためである。
彼らの最終目的は、佐富の失脚である。諏訪路ではない。
堀戸・荒見・阿東の三人は、学界の成功者である佐富への復讐心、主にねたみと逆恨みで団結している、ネガティブなテロリスト集団である。
文学研究科日本文学科近世専修コース非常勤講師の堀戸。彼は、六星社大に採用された時、三年以内に正規講師として採用する、と佐富から約束されていたそうだ。それを信じて機会あるごとに佐富におもねってきたが、ついにその約束は果たされることがないまま四年が過ぎ、任期が切れようとしている。堀戸本人はもうアカデミック業界に疲れて果て、撤退を決意しているのだが、最後に、佐富に復讐の鉄槌を下そう、というわけだ。
阿東は大学関係者ではなく塾講師。だが一昨年まで文学研究科の非常勤講師だった。文学科ではなく哲学科東洋哲学専修コースに務めていたため、佐富とは直接の面識はない。にも関わらず、佐富を深く恨んでいる。なんでも博士課程の時分から密かに恋焦がれていた日本文学科の女子院生が、佐富と懇ろな仲になってしまったのだそうだ。佐富は十年前に離婚しており独身であるから、これを非難されるのは心外だろう。教授と院生が関係を持つのはいかがなものか、という社会倫理上の問題もあるだろうが、それを言えば阿東だって講師である、もしめでたくその恋が実っていたら、同じ非難に直面するわけで、言えた口ではない。……そもそも、その女子院生と阿東が格別親しかったわけでもなく、恋が実る気配は全くなかったようので、逆恨みもいいところである。
荒見は二人より少し若い。工学研究科情報工学科の博士課程を、研究室の助教と喧嘩して中退。今は別の研究室に研究生として在籍させてもらっている、という身分があるようでない中途半端な状態である。工学系なので、佐富との関係はますます遠い。直接面識がないどころか、顔を見たのもこの怪文書作戦が始まって、文学研究科に身分を偽って潜入してからだという。
しかし、ネット上では長いつきあいなのだそうだ。
文学部出身ではないが、荒見は趣味として小説や批評を愛好しており、佐富がツイッターとニコニコ生放送を駆使して主催している、現代文学批評のコミュニティにハンドルネームで参加していた。しかし、ツイッター上でとんちんかんな議論を吹っかけて何度も論破され続けた末、ぶち切れて生放送を荒らしまくり、ついにコミュティから追い出された。「プログラム言語の一つも書けない時代遅れのおっさんが偉そうに文学を語るな」という迷言を残した人物として、今もネットの一部界隈では語りぐさになっている。
大変困ったことに、この三人は新しい入居者である桜下が佐富の門下であると知ってさっそくスパイとして活用しようと思い至った。大学で長い年月を過ごしてきた彼らかしてみれば、D1生の桜下など小僧も同然である。修士課程のころから佐富と良好な関係にある桜下としては、迷惑この上ない話だったが、下宿の住人全員に睨まれては生活に支障を来す。ましてやこの雨流館は共用スペースが広いため、顔を合わせる機会も多い。三人を無視し続けるのは難しい。
しかたなく、持ち前のコミュ力でなんとなく一味に同調したような顔をして、今日までやり過ごしてきた。もちろん、研究助手の候補に選ばれたことなど、口が裂けても言えない。怪文書を置く実行犯に参加することは断固として拒否したものの(鏡子の読み通り、桜下にとってはキャリアリスクが大きすぎた)、これから先も何に付き合わされるか分かった物ではない。
――鏡子さんのおかげで、上手く潰せたと思ったんですけどねえ。
苦いビールだった。箸を伸ばしてテーブルの上の寿司をつまむ。今夜の宴会は全て美伶が持つということであるから遠慮せずいただく。気苦労の代償は飲み食いで取り返してやれ、とばかりに、スズキ・ウニ・中トロ、と好物から順に口に放り込む。
「これからの主戦場はネットか。俺たちは当面、2ちゃんねるに書き込むくらいしかできない」
と阿東。
「伏線というのは大事なんです。今の時期から少しずつ……『第三次六星社文学』の名前を知らせておかないと」
荒見がことさら邪悪そうな笑みを浮かべる。
鏡子が目にした【近代日文研究】のスレッドに、怪しげな書き込みをしたのもこの三人である。
「第三次六星社文学」の名を聞いて、桜下もするりと口を挟む。
「あの~わたし、よくわかんないんすけど、『第三次六星社文学』幻の第二号でしたっけ、それってほんとに佐富教授と諏訪路教授が捏造したんです?」
SとS――諏訪路と佐富、だ。
「ほんとのところは俺たちも知らんよ」
「ふひひ。そうだったら面白いことになるよねえ」
「樽田さんは、まずその方向で叩いていくつもりのようですけどね」
桜下は入れ違いで出て行った樽田のことをよく知らない。荒見の先輩で、昨年までは情報工学科の正規講師を務めていたというから、この中では一番の出世頭だ。だが最も深く佐富のことを恨んでいるそうで、キャリアを棒に振ってでも佐富と差し違える覚悟なのだそうだ。
雨流館を出て行ったのも、家主である美伶や阿東たちに迷惑をかけないためなのだそうで、テロ活動の実質の指揮官は今も樽田だという。
「樽田の……サイトの準備は進んでるのかしら?」
「いつでも公開できる状態だそうです」
荒見の返事に美伶は満足そうにうなずく。樽田との連絡は、荒見が一人で引き受けているようだ。阿東たちはあまり樽田に良い感情を持っていないとも聞いている。
「本当に大丈夫なんだろうな? 樽田の奴はちょっとおかしくなってるって聞いたぞ」
「ご心配なく、阿東さん。ちょっと病気になったくらいで、サイト構築すら出来なくなるなんてことあり得ないですから。……多分」
「樽田くんは、仕事辞めて引きこもっちゃったからね、ふひ。少し病んでるよね、ふひひ」
美伶が新しい煙草を手にとった。堀戸がホストのように素早くライターを拾い上げ、火を点ける。荒見と阿東も手を伸ばしかけていたが間に合わず、残念そうに舌打ちする。
また紫煙が空を舞う。
「樽田くんがヤバイのは昔からよ。今に始まったことじゃないわぁ。私はそのヤバさを買ってるのよ。面白いことやらかしてくれそうじゃない」
樽田という人はなかなかの危険人物らしい。
それにしても、美伶の立ち位置は謎だ。樽田ら四人の企てを面白がり、むしろけしかけているくらいなのは確かだが、佐富教授に対して明確な悪意があるのかどうかはよくわからない。
「美伶さんは、佐富先生を以前からご存じなんです?」
これは聞いておきたかった。この先、佐富教授に実害が及ぶようなら、本人に知らせるつもりだ。情報収集は大事である。
美伶はすっと目を細めた。
「佐富先生? もちろん。何年か前にちょっとね。全然知らない人に嫌がらせするのを楽しむほど、私は性格悪くないわよ」
「楽しんでるんすか」
「楽しいに決まってるじゃない。あの気取った佐富先生が、ネットで叩かれまくって狼狽するかと思うと、想像しただけで笑えてくるわぁ。巻き込まれる諏訪路先生はちょっとお気の毒、かしら」
あははははは、と美伶はかすれた笑い声を上げた。へつらうように、堀戸たちも笑う。
この人は人生に退屈してるんすかねえ、と桜下は考える。
安宅家といえば、六星社大学創立にも関わったと言われる地元の名家である。美伶はその傍流の家の当主に過ぎないが、それでも一生遊んで暮らせるだけの資産を持っているそうだ。毎日気ままに京都や大阪の歓楽街で散財し、気が向けばふいっと外国旅行に出かけるという話だ。
そんな優雅な放蕩生活を送っているにもかかわらず、佐富への嫌がらせが楽しくてしかたない、というのはちょっと不思議である。
「言っておくけど桜下くん。佐富先生に余計なこと言っちゃだめよ」
笑いを収めた美伶は、値踏みするような目で桜下を見る。
はあ、もちろんです、と愛想笑い。
それを鼻で笑い返して、美伶はシガレットケースから名刺大の紙片を一枚、取り出した。一同の前にそれを置く。
「これ。ロト6の当たりくじよ。番号を調べてみなさい」
阿東たちが顔を見合わせる。
堀戸が携帯電話を取りだし、日付と数字列を調べ始める。
「ほんとだ、二等ですよ、ふひっ! 一千万?」
場がざわめいた。
「バカラの勝ち金代わりにぶんどってやったの。持ち主は、百万円相当のはずだ、って言ってたんだけど……三等と勘違いしてたみたいね」
「なるほど、調べてみたら実は二等だった、と。お金は有るところに集まるって、ほんとですね」
冷静を装っているが、荒見の目の色が変わっている。阿東も堀戸もだ。学究の徒は、お金とは無縁の貧乏生活が基本である。この三人も例外ではなさそうだ。
桜下もさすがに動揺した。いったい、どういうつもりなのか。
「換金期限まで、まだ一年近くあるわぁ。降ってわいたようなお金だし……誰かにあげちゃってもいい、かも、ね」
悪戯っぽい目つきで、美伶は一同を見渡す。
四人は、次に美伶が何を言い出すか、固唾を呑んで見守る。
あはははははぁ、と美伶は哄笑する。
――一千万で目の色変えてるわたしらが、馬鹿みたいに見えるんでしょうねえ。性格悪い女っすな。
とその笑いに醒めた感想を抱いた桜下だが、悔しいことに目の前の紙片から目が離せなかった。
「……佐富先生を陥れる計画が上手くいったら、あなたたちの誰かにあげるわぁ。誰か、一人だけ、ね。分け合うなんてダメよ。がんばってね」
全員が硬直する。
「それって、一番貢献した人、ってことですか? それなら樽田さんが有利すぎる」
荒見の声が震えている。
「貢献度で言えば、現職の講師なのに危険を冒して諏訪路研の部屋に侵入したぼくじゃないでしょうか、ふひ、ひひっ」
「黙れよ、二人とも。俺は美伶さんにまかせる」
阿東は腕組みして大きくうなずく。かっこつけの虚勢だな、と桜下は冷ややかな目でそれを見る。
「そんなのわかんないわぁ。誰にあげるかは……じっくり考えるかもしれないし、それとも気分次第で……その時、たまたま煙草に火を点けてくれた人にあげるかもしれないし」
先ほどライター争奪戦で勝利した堀戸が目を輝かせる。
結局、どういう基準で選ぶのかは明らかにしないまま、美伶は元のように紙片をシガレットケースにしまった。寝そべったままワインボトルをつかんで、ぐびぐびと飲み始める。口元からこぼれたワインが細い滝のように美伶の身体を伝い、カーペットを濡らした。
煽るだけ煽って、忠誠心を競わせようってんですか。あざといっすねえ。
そう思いつつも、桜下の中で、佐富教授への忠誠心がちょっと、いやかなり、ぐらついていた。桜下にも、女帝から当たりくじを拝領できる可能性はあるのだから。一千万の魔力である。
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