1秒ロマンス

フカワさん

第一章 ロマンスはいつもそこにある

プロローグ


高校3年の私たちは、あの時何を期待してどんな未来を想像していたのだろう。


卒業写真の中で彼女は笑っていた。

綺麗で、優しいその笑顔がずっと大好きだった。


一緒に過ごした日々がこの先の未来へ繋がっていると

確証もないのに、信じていた。


もう今は、彼女の笑顔も

何もかも思い出せないけれどひとつだけ分かるのは


私たちはあの青春に何かを忘れてきてしまった


ただ、それだけ。

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1秒ロマンス フカワさん @m___san0315

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