夜行獣Ⅰ あとがき
晩夏編ということで、ダール・ヴィエーラのつかのまの夏のあいだの冒険劇、この物語の主人公ゲイルの登場からナビヌーンとの出会い、ギ・イェクとギム・ア・ポトスの二つの戦い、紆余曲折を経てゲイルがイムナン・サ・リと恋に落ちるまでで一区切りとしました。(ちょっと、ちょっと、サ・リさんはかなり危険な男ですよ。ゲイルちゃんそれでいいの?と、書き進めながらも不安になってしまいます)
夜の闇を生きる三つの種族と主要人物、温暖化により変わりつつあるダール・ヴィエーラの環境はだいたいお分かりいただけましたか?
第二のテラフォーミングに対する各勢力の思惑、なによりも長年にわたってウズリン族に潜入しているイムナン・サ・リの本来の使命とは何か?
さらにこの物語の背景である衰微の惑星テオティワカンで生まれたレィヴンがなぜ不死者となり、彼と彼の一派が惑星ニュクスにたどり着いたのか?
次章では、少しずつ謎が明らかになると思います。
ぜひお楽しみください。
夜行獣Ⅰ~晩夏編~ 齊藤 鏤骨 @ghost-love
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