フルコースの途中で

作者 アキラシンヤ

22

8人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

フルコースの途中で、を読ませていただきました。
一話しか読んでないのにレビューをするのもなんですが、あまりに素敵で、悲しくて、温かいお話だったのでつい。ご容赦くださいませ。

とある、レストランでのお話。
「一人」で訪れた男性、ところが用意は「二人分」をお願いする。
それには、とある悲しい理由が……。
男性の、つもりにつもった想いはもちろんですが、レストラン側の粋な――と言っても良い配慮に、悲しいお話なのですが心が温まります。

そしてお料理を食べるシーン!
これは純粋に美味しそうです……。
あぁ、私もコンソメスープ(もちろん使われているトマトは日本産ではない!)をいただきたい……。

★★★ Excellent!!!

「何言ってんだこいつは」的なレビュータイトルになっていますが
読んでみればわかる感覚なはず。

サッと読める作品なので是非!

①フルコースの途中で
 涙腺にダメージを与えてくる物語。
 終始上品な空気感があって。
 そして「食べ物」の描写が本当に素晴らしい。
 レストランで出されるメニューを通じて……という手法にぐいぐい引き込まれる。

②桃太郎
 切ない……!
 実際、こんな物語があったのかもしれませんね。
 鬼とはいったい何なのか。
 そんな問い掛けを残す作品でした。
 人間って奴は本当に……。

★★★ Excellent!!!

老いた、元調理人の男。
彼は、長年連れ添った最愛の人を前に、三ヶ月前から予約していたレストランでフルコースの料理を口にする。

読み終えた後、温かい、でも、ほろ苦い、上質なものに触れたようなそんな気持ちになる短編でした。

何より特筆すべきは、その表現力。
こんなにも豊かに、味や、匂いや、空気を文字だけで表現できるものなのかと、ただただ、驚くばかりです。