第一章 第三話 歩き出した恋
学校に近づいてくると新入生らしき人達がぞろぞろ校門の前に集まっていた
ずっと前の私は物静かな方で千帆や薫の様に騒がしい方ではなかったそれでも千帆は私に合わせてくれた今では私も少しずつだが騒がしいのも悪くは無いなと思い始めた
(千帆)ねね華。今年は新入生多いねー
(華)私達に比べたらかなり多いよね
(千帆)学校に着いたらクラス分けの表見なきゃ行けないんだよね...。華と離れたらどうしよう...。
(華)その時はその時だよ千帆。でも離れたくないね...。
(千帆)うん...。
その時私はふと薫の事を考えていた
薫は同じクラスだろうか...去年は違うクラスだったからどうしても今年は一緒になりたい...。その事だけが今の私の頭をずっとよぎっていた
(千帆)おーい!華ー?
(華)ん?ごめん...千帆の話聞いてなくて...。
(千帆)大丈夫だよーでも華は1つの事に集中すると周りが見えなくなるから気おつけないとね。考えてたことって薫の事?
(華)カァ/////
(千帆)あ、図星みたいだね
(華)な...なんでわかったの?
(千帆)そりゃ朝話してたしね〜
(華)千帆は勘が鋭いよね
(千帆)そうかな?さて学校の中に入ろう!
(華)うん!
思わず1年生の下駄箱の方へ行ってしまった何だか名残惜しいけど今日からは2年生だそして2年生の自分の下駄箱を見つけ明けると中にはたくさんの手紙が溢れ出てきた
(華)ねぇ千帆...
(千帆)んー?おお。華...凄い量の手紙だね
(華)これ何...?
(千帆)これはねラブレターだよ
(華)ラブ...レター?
(千帆)華...もう少し恋愛について勉強しよう。ラブレターって言うのはねまぁ一般的には口で好きって伝えた方が早いんだけどなかなか勇気が出せず好きって言えない人が手紙にしてその人の事を好きって伝える方法だよ
(華)なんだかもどかしいね。
(千帆)まぁね。あ...華...時計見て...
(華)え...?
時計は9時を差している
式の開始は9時30分からだが在校生の体育館集合の時刻は9時15分だそれに華達はまだクラス分けを見ていない。
(千帆)やばい...華遅れるかも...
(華)どうしよ...
(千帆)こんな事言ってる間に時間経っちゃう!走るよ!華!
(華)え...?あ、うん!
千帆に手を引かれ2年生の教室までダッシュして行った
(千帆)はぁ...はぁ...華...大丈夫?
(華)大丈夫...だよ...千帆こそ大丈夫?
(千帆)うん...大丈夫。華...クラス分け見...て...?
千帆に言われる前に私はクラス分けを見ていたすると...
(華)千帆...やったよ...!
(千帆)え...まさか!?
(華)私達同じクラスだよ!
(千帆)やったぁー!華!今年もよろしくね!
(華)うん!こちらこそよろしくね。そして...薫とも同じクラスだったよ...。
(千帆)おお!よかったじゃん!華!
(華)なんか凄く嬉しい(((笑顔
(千帆)華...可愛すぎだよ
(華)そうかな?なんか千帆と薫と同じクラスになれて嬉しくてつい...
(千帆)クラスわけも見てきた事だしクラスへ行きますか
(華)うん!
初恋は彼の瞳 華恋 @Karen0724
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。初恋は彼の瞳の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます