第一章 第二話 新たな春の始まり
眩しい日差しのなか私は目を覚ました
今日から新しく始まる新学期に少し戸惑いながら制服に袖をとうし朝食をとり行ってきますと誰も居ない家に挨拶をし家を出た。
すると隣の家から薫が同時に家を出てきた
(薫)おはよ。華
(華)おはよ。薫
(薫)どうした?何かあったのか?
(華)え?どうして?なんでもないよ。
(薫)そう?だといいんだけどさ...何かあったら俺に話せよ!あぁあと先行くな新学期早々遅れんなよ!まぁ華の事だからそんな事無いと思うけどさ。じゃあな!華!
(華)うん。ありがと薫!遅れないよ大丈夫!心配してくれてありがとね。
と言って薫は走って学校まで行ってしまったそして私は1人歩いていると...
(千帆)おはよ!華!
(華)おはよう。千帆
(千帆)もう新学期だね。私達もう高2とか早いねー
(華)うん。今年も千帆と同じクラスがいいな...
(千帆)そうだねー私も華と同じクラスがいいな...
華は昨日の夜の事を頭の中で考えていた。
昨日のあの気持ちはなんだったんだろ。ちょうど千帆がいるし聞いてみようかな...。
(華)ねぇ千帆...ちょっといいかな?
(千帆)ん?華どうしたの?
(華)昨日ね私ベランダから月を見ていたの
(千帆)うんうん
(華)そしたらね隣の家の薫が視界に入ってきたの
(千帆)それでそれで?
(華)そしたらさ...薫が泣いてたの...
(千帆)え...。あの薫が?
(華)うん。それでね月に照らされた薫の涙が綺麗で見とれちゃってさ。
(千帆)ほほう。それで終わり?
(華)ううん。違うの。それでさなんだかその時切ない気持ちと今まで感じた事のないような気持ちになったの。その答えが凄く気になってさ...。千帆に相談したってわけ。
(千帆)うーん...もしかしたら...それは恋かもね。
(華)え...恋?
(千帆)私の勝手な推測だけどたぶん...恋かと...。
(華)初恋...。か。初恋の相手がまさかの薫か...。
(千帆)ねぇ...華初恋頑張ってみない?
(華)え...いいの?私恋したことないし千帆にいろいろ迷惑かけちゃうよ?
(千帆)気にしなーい気にしなーい!私だって1年の頃華に迷惑かけてばっかだったしお互い様だよ!
(華)うん...。わかった。ありがとう千帆
(千帆)うん!
千帆とこんな事を話しながら学校へ向かった...。
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