第3-3話 何事も手をかけ、時間をかけ、お金をかけないと完成形には至らないように思う。

 手をかける、時間をかける、お金をかける。

 これらすべてのこと、どれか1つでも怠ると、夢は実現しないような気がします。


 料理と一緒で、これらのうちのどれか1つでも手を抜くと、料理は味気ないものに仕上がってしまう。この、ひと手間かけるという作業が、物事の完成度に違いを生むのかなと思う。


 さて、電子書籍元年といわれて、かれこれ数年経過しましたが、時代を切り開いてきた先駆者達(アーリーアダプタと呼ばれてきた人達)も、ここにきて息切れしたのか、ウィニング・ロードから大きく外れ、精彩を欠く状況が続いています。


 電子書籍から紙本化へ移行した、セミプロの人達も、トーンダウンしてる兆しが見えますし、思った以上に電子書籍のマーケットが拡大していないのも時代の潮流なのかと思います。


 これはひとえに、アマゾンを含めた電子書籍の販売戦略が失敗してるからのような気もしますし、業界の体質が脆弱ぜいじゃくなのも影響しているのでしょう。


 そういえば、わたしが随分とお世話になった群雛さん、月天さんも、少し前に休刊になってしまいましたし、明るいニュースが少ないのも、この業界の未来を象徴しているように思えて仕方ありません。


 まあ、わたしは批評家ではないので、多くのコメントは差し控えさせていただきますが、他人のことをああでもない、こうでもない言う輩が、この業界には、大勢、いすぎるような気がします。


 彼らが、ガン細胞のように増殖して、2ちゃんねるを駆使しながら出版業界を退廃させ、挙げ句、業界の内部を足下あしもと、内臓から腐らせている。その実感がないのも問題でしょう。


 果たして出版業界に明日はあるのか?

 夢を売る商売の作家が、愚痴っちゃいけないですよね。


 今日は、ここまでにしておきます。

 よい週末をお迎えください。

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