第3-2話 最初から喧嘩腰な人、議論をふっかけるのを生きがいにしてる人には要注意。

 電子書籍を16冊、上梓して、1つ気付きがありました。クレーマーと呼ばれる人達との付き合い方です。これには、かなり頭を悩ませて、結果、2年近く、筆を折ることになりました。


 思えば、クレーマーと呼ばれる人達の多くは、最初のファースト・インプレッションで、それらしきベクトルを出しているような気がします。


 粘着傾向の強いパワハラといいましょうか、相手に不快な思い、心に爪痕を残そうと思って近付いてくるので、細心の注意を持って接すれば、その匂いに気付くことができます。


 こちらが無防備である裏をかき、最初から喧嘩腰に物事を言い放ったり、議論を吹っかけようとして近付いてきたり、相手をやりこめようという気持ちが満々で、そういう気持ちでこちらにアクセスしてきますので、注意深くコメントの1字1句を眺めれば、相手の素性がそれとはなしにわかるものです。


 もしも相手に、この兆候が少しでも窺えるようなら、潔く袂を分かつ決断をするべきですし、相手が友好的な会話を望んでいるのか、そうでないかの判断を、早急にジャッジする必要があります。


 後々、トラブルに発展するタイプの多くは、大抵、相手をやり込めようと思って近付いてきますので、少なからず不穏な空気を発しています。もしもこの空気を察知したなら、有無を言わさず、相手からのアクセスをシャット・アウトすべきです。


 言葉遣いが一見丁寧なように見えて、実は慇懃無礼いんぎんぶれいな物言いだったり、彼らの共通項である天上天下唯我独尊の、上から目線も気になるところです。


 相手は、こちらのリアクションを首を長くして待っているわけですから、当然、こちらが何かしらの反応をすれば、おもしろおかしい、第2の矢が放たれることになります。


 そうならないためにも、思うツボに陥る前に、無視を決め込むのが最善の策でしょう。


 私は、電子書籍を上梓するにあたって、このモンスタークレイマーと呼ばれる輩と対峙して、大やけどを負いました。再起不能に陥りそうなほどの痛手を負い、電子書籍は1冊残らず、すべて出版停止に追い込まれました。


 このことは、ここでは敢えて詳しく触れませんが、毎日のように、クレイマー男に粘着されて、大変な思いをしました。


 もし言葉の端はしに、相手をやり込めようとするベクトルを感じたなら、どうぞすぐにでも危険を回避していただき、くれぐれも議論などしないように努めて下さい。

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