第1-2話 激しさを抑えた文章のほうが、どうやら凄みがあるようです。

 激しく過激な文章もいい。

 けれど、激しさを抑えた控えめな文章のほうが、どうやら凄みがあることがよくわかりました。どうもこちらのほうが小説を書く上では効果的に読者の心に届くみたいです。


 すごいだろ、すごいだろ、これでもくらえー。

 押し売りのような、ごりごりの文章より、やっぱりじっくり、思わず、じんわりくるような、徐々にボディーブローをかますような、そんな文章のほうがいいみたいです。


 恋し恋し鳴くせみよりも、鳴かぬホタルが身を焦がす。

 こんな例えもありますしね。


 やっぱり小説を書いているときというのは、作家は軽い興奮状態にあり、なかなか冷静になることはできませんが、冷めた目で書いた方が、えぐい文章が書けるのかな、と思います。


 この前、短編集書いていて、かなり興奮状態で書いたので、周りの反応が今から楽しみです。白けちゃうかな。さて、どうだろう?

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