主人公のマリアはとんでもない力を持っていた。それは自身の裸を男達に見せると、その男達がパワーアップするというものだった。
第一章、さっそく生唾ごっくんな描写があり興味をそそられます。「なるほど、こういう物語なんだな」と鼻息も荒く読み進めると……。
祖父の残した借金返済のために、体を晒すはめになるとは……と少し同情しつつも、マリアちゃんの体の描写が詳細に書かれているのを読んだ瞬間、そんなことどうでもよくなりした(笑
その後、“いやいやながらそれでも健気に”(ここがいい!)殿方に体を晒すマリアちゃんですが、「一体、どんな体なんだ!?」と、健全な男子だったら絶対気になるでしょう。
一年経って、更に女に磨きがかかった煽情的なマリアちゃんを脳内に思い描いて、不気味な笑みを浮かべたところでハッとしました。
俺、完全に物語の虜になっちゃったな――と。
監視役のリリィからマリアへの手紙――。涙腺が緩みました。『カクヨム』で小説読んで泣きそうになったの初めてかもしれません。
皆さまも是非、ヌードモデル様マリアちゃんを応援してみませんか? 特に男性の方は必読の書だと思われます(⌒∇⌒)