　ザコモンスターを倒すと、リザルト画面でお金を入手できるゲームがあります。

『お金はニンゲンしか使わないのに、モンスターがお金を持っているのだろう』と前々から疑問でした。

　モンスターがニンゲンの町まで来て、お金を使って買い物をするのなら、落とす理由もわかります。どこでそのお金を入手したのかは謎ですが。

　モンスターは買い物に来ません。お金を使いません。

　なのになぜお金を持っているのか、落とすのかが納得できません。

　『キラキラしたものが好き』という設定があるなら、ニンゲンを倒した際にお金(硬貨)を奪ったという設定をつけることが可能ですが。

　そんなわけで自分がゲームを開発する際は、戦闘でお金を入手できないシステムにしていました。

　そのかわりに皮や羽などを落として、それを売却することでお金を得るというシステムにしました。

　その際に気づいたのですが、これって手間ですね。

　モンスターがお金を落とす場合、戦闘終了と一緒にお金を入手。

　モンスターがお金を落とさない場合、戦闘終了で売却アイテムを入手→お店でそれを売ってお金に換金。ひと手間増えてしまいます。

　モンスターがお金を落とすシステムは、プレイヤーの手間を減らすために売却アイテムドロップ→売却・換金を内部で全自動でしてくれていたという考えもできます。

　そう考えると、お金の直ドロップは便利でプレイヤー思いのシステムだったんですね。

　ほかにもアイテム欄を食わないからアイテムリストがすっきりする、売却アイテムを作る必要がないから容量を使わなくて済むなどのメリットがあります。

『のちのちこのアイテムを欲する人が出てくるかも』とアイテムを温存する人もいそうです。そんな人がジリ貧にならないようにという考慮もできます。

　そう考えると、モンスターがお金を落とさないシステムは

　ドロップアイテム(皮や羽)でアイテム合成が楽しめる。多く手に入る素材や使わない素材は売却して換金する。

　攻撃属性や部位によって落とすアイテムが変わる。炎属性の攻撃の場合は安価でしか売れない燃えカスしか入手できないが、眼球を風属性で攻撃すると高く売れる瞳を入手可能。

　などのシステムと相性がいいのでしょうか。

　アイテムドロップと言っても奥が深いです。

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