ミステリーに学ぶ発想法
ミステリー作品を作る場合、結果を先に考えてからトリックを組み立てる人も多いのではと思います。これは他のジャンルの作品発想にも使えるのではと思いました。
ミステリー作品の場合、最初に『密室の部屋で刺殺体が発見される』などの事件から、密室にした理由、密室にしたトリック、密室にするために必要なこと、それをしても怪しまれないようにすること、アリバイなどを考えて時系列にまとめてプロットにする方法があると思います。
犯行時間のアリバイを作る、あるいは犯行時間を誤認させて自身のアリバイを証明するためにどうするか、といった感じです。
これを他のジャンルの作品で使おうとすると。
仮に目的を『主人公が竜を討伐する』にした場合。
竜を倒すためになにをする必要があるかを考えます。
まずどこに竜がいるか、どうしたら倒せるかを調べる必要があります。竜を倒せる実力があることを、偉い人に証明する必要があるかもしれません。
竜を倒すのに特殊なオーブが必要、竜のウロコを貫通する武器が必要などだったら、それらを入手する必要があります。
必要な道具がある場所を知る人を尋ねても、教える代わりに依頼を頼まれるかもしれません。
必要な道具がある場所に行くまでにも、多くの困難があるかもしれません。
必要な道具がある場所に到着しても、道具を入手するまでの困難があるかもしれません。
必要な道具を手にしても、竜のいる場所につくまでに困難があるかもしれません。
こうして考えると、竜を討伐するだけでも様々な展開が作れるのかなと思いました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます