プロット、ネタ発想、構成
基礎プロットを考えた
物語を作る際にプロットを考える人も多いかと思います。今回は練習もかねて、超基礎的なプロットの骨組みを考えます。
物語の構成は起承転結、序破急などのおなじみのものに加えて、三幕構成やウラジーミル・プロップ、ジョーセフ・キャンベルなどの人が語ったモデルもあります。
今回はそれらを参考に考えます。
起承転結だとざっくりしすぎているので、さらに細分化します。
起の起、起の承、起の転、起の結……という感じです。全部で16個になって、細かく考えられそうです。
まず起承転結のそれぞれの分類を考えます。
起⇒始まり、今後のためのセットアップ
承⇒転結に向けて修練
転⇒修練を発揮して、事件を解決
結⇒終わり。今までの事件の回収
ざっくりこのようなイメージです。
これをさっき作った16の区切りでも当てはめて、ついでに他の要素も付与した骨組みが以下です。
起の起⇒物語の始まりで、日常などです。事件から開始する場合、なくてもいいかもしれません。
起の承⇒問題が発生します。外部で発生する、イタズラとかの主人公の悪意など、発生理由は様々です。主人公の悪意の場合『起の起』で、親に注意されるなどの『してはいけない』などの伏線を作ると自然です。
起の転⇒問題をさけようとしますが、逃げられない状況になります。敵がいる場合、ここから存在をほのめかすのもアリかもしれません。敵の存在によって主人公に危機が迫って、問題に対面する必要が出るかもしれません。
起の結⇒第三者の助言などで、主人公は問題に立ち向かう決意をします。
承の起⇒問題解決するために励む日常です。
承の承⇒成長のために小さな問題に立ち向かいます。
承の転⇒小さな問題を解決します。道具や仲間を手にすることもあるかもしれません。敵がいる場合、主人公の存在を気にかけるかもしれません。
承の結⇒満足な能力を手にするまで承をくり返します。満足な能力を手にしたら、最後の試練に挑みます。
転の起⇒問題解決のための最大の試練です。
転の承⇒修練の力を発揮して、問題の解決を試みます。
転の転⇒予想外の事態で問題解決が遠のきます。
転の結⇒どうにか問題を解決します。
結の起⇒問題を解決して、日常に戻ろうとします。
結の承⇒意外な困難に襲われます。仲間の裏切り、本敵の登場などが多いでしょうか。冒険系なら、洞窟が崩れるなども王道でしょうか。
結の転⇒どうにか日常に戻る要因を得ます。主人公は大切なものを犠牲にしたり、今まで手にしていたけど使い道がわからなかったものの意外な使用方法をひらめくかもしれません。
結の結⇒物語の終わりです。バッドエンド系なら不要かもしれません。
若干強引ながら、物語らしくまとめました。どのジャンルでも使えるようにおおまかにしましたが、ざっくりしすぎたかもしれません。
箇条書きみたいな記述ではなく、文章としてまとめたほうがわかりやすかったでしょうか。
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