十三品目:ピクシィポークの肉まんと酢豚

 オスカーはアーシュラ商会を訪れていた。

 セルドに招待券を貰い、【悪角のリドルゥ】との戦いに備えて武器を新調しに来ていた。アーシュラ商会は人気のため、一般客は予約制になっているがVip専用のショールームも存在する。オスカーははじめ断っていたがセルドが謝礼ということで無理やり押し付けてきた。

 Vip専用のショールームということもあり、顧客一人一人にアーシュラ商会の使用人が付いている。オスカーにも一人の使用人がついていた。メイド服を着た女性だった。

 彼女はセレスと名乗り、オスカーが気になった商品を一つ一つ丁寧に解説していく。オスカーはショーケースの中に入っている道具に目が留まった。見た目はただの鉄の棒だった。


「…………これは?」

「こちらは電気警棒という護衛用の武器でございます」

「……護衛用……?」

「はい、そちらの棒には雷属性の魔法が付与されており、手元のスイッチ一つで電流を流すことができます」


 セレスが警棒を掴み、手元のスイッチを押すと一瞬だけ警棒に電流が流れた。


「威力はどれくらいだ?」

「護衛用なので、それほど強くはありません。成人男性が怯む程度です。ちなみに伸縮性もあります」


 セレスが警棒を振るうと警棒は一瞬で短くなった。


「そこまで短くなるのか、コンパクトで良いな。だが、威力が問題か……いや、術式を弄れば出力は上げられるか……だが、魔法に詳しい奴にコネはないしな」

「アンダルク様?」

「いや、何でもない。それを一本貰おう」

「ありがとうございます」


 オスカーは買い物を続ける。ショーケースの中の商品が目に入った。


これは……。




 買い物を終えたオスカーは応接室で支払いの手続きなどを行っていた。

 出された紅茶を飲みながら書類に記入していく。書類の記入も終わり、硬貨をセレスに渡す。セレスの隣にいた補佐役の使用人が硬貨を数える。その間にセレスはオスカーが買った商品を検品する。

 硬貨の計算も終わり、セレスと補佐役の使用人は立ち上がり、頭を下げた。


「金額も契約書も問題ありません。アンダルク様、この度は誠にありがとうございます」

「いいや、こちらも良い買い物ができた」


 オスカーが礼を言うと補佐役の使用人が一つの箱をオスカーに差し出した。オスカーは箱の中を開けると、そこには肉が入っていた。


「当支配人であります、セルド・アーシュラからです」

「これは肉か……?」

「はい、アーシュラ商会で飼育しているピクシィポークの肉です」

「飼育? モンスターを育てているのか?」

「はい、ダジャル帝国では食用としてモンスターを育てているのです。アーシュラ商会でも、その取り組みを取り入れ、ピクシィポークを飼育し、その肉を販売しております」


 セレスが手を叩くと一人の使用人が応接室に入って来た。その使用人はカートを押して、何かを運んできた。


「そのピクシィポークを調理したものが、当店のイチオシでございます」


 カートを持ってきた使用人がカートの上に置いてあった皿をオスカーの前に置く。皿の上には白い饅頭が置いてあった。


「これがアーシュラ商会のおすすめの品か」

「はい、ピクシィポークの肉まんです」

「……肉まん……?」

「ぜひ、ご賞味ください」


 オスカーは肉まんを掴むと温もりを感じた。豚まんを半分に割ると湯気が立ち上る。中にはピクシィポークの肉や野菜がギッチリ詰まっていた。

 一口食べると、熱々の肉汁が溢れ出てくる。豚まんの皮は特段、味付けがされていないが、その分、旨みが詰まった肉汁をこれでもかと吸い取っている。

 咀嚼すると肉の旨みと野菜の甘さが広がり、野菜のシャキシャキとした食感が心地よい。そして、後から香辛料の辛さが舌を刺激し、清涼感が鼻に抜ける。


「…………美味いな……」

「ありがとうございます。支配人からアンダルク様は相当な美食家と聞いております。そのアンダルク様からお褒めの言葉を頂けるなど」

「い、いや……俺は美食家というわけでは……」


アイツ……俺が困ると分かっていて言ったな……あの薄情者が……。


「はぁ……美食家かどうかは別にして、その肉まんは美味かった。いくつか貰おうか」

「ありがとうございます。ですが、元々、支配人から渡すように言われておりますので、お好きなだけ持って行ってもらって構いません」

「そ、そうか……」


あの守銭奴にしてはサービス精神旺盛だな……目的は何だ?


 オスカーがセレスに疑いの目を向けているとセレスにはクスリと笑った。


「ん?」

「いえ、失礼いたしました。支配人からアンダルク様が何も買わないようなら、この肉まんを大量に売り付けと命じられていたので、つい」

「あの野郎……そういう魂胆だったのか」


 オスカーは身支度を整え、買った品と土産のピクシィポークの肉と肉まんを受け取った。


「本日は誠にありがとうございました」

「いや、こちらも有意義な買い物だった。セルドにも伝えてくれ」

「かしこまりました」


 オスカーは立ち上がり、セレスの横を通ろうとすると、ふとセレスに耳打ちした。


「……アンタのような実力のある使用人がいれば……アイツも安心だな……」

「さて、何のことでしょうか?」


 セレスはすまし顔をしながらオスカーを見送った。他の使用人が紅茶などを片付けていると、応接室にセルドが入って来た。使用人皆、手を止めて頭を下げる。セルドは作業を続けるように促しながら、カートに余っていた肉まんを手に取り、食べながらソファーに座る。


「支配人。どうして、こちらに?」

「いや、オスカーは帰っていったんだろ? 何を買っていったのか気になってな」


 セルドは肉まんを咥えながら契約書を手に取り、眺めていた。


「何々……電気警棒に……あれに……あれに……あん? こんな物も買ったのか? 相変わらず、変な物を使うなー」

「正直申し上げますと、どの商品も戦闘用に使う物ではありません」

「へぇ、元Sランク冒険者パーティーの一人、セレス・ドゥーガがそう言うのか」

「支配人、その話は……」

「あぁ、すまんすまん」


 セルドは肉まんを半分食べると残りの肉まんをセレスに差し出す。セレスは黙って首を横に振り、断るとセルドはオーバーリアクションで悲しみながら残りの肉まんを食べる。


「それにあの方は私が冒険者だと気が付いていたようです」

「は? マジか。どうやって?」

「一回だけ電気警棒を振りましたがおそらく、その時に」

「はぁー……アイツ、人見知りで人の気持ちとかはどんくさいくせに、そういう観察眼は冴えてるんだよなぁ」


 セルドは残りの肉まんを口に放り込み、手に取っていた契約書をセレスに渡した。


「それにアイツは戦闘に関しては異常なまでに頭の回転が速い。地形や道具を使い、どんな手段を使ってでもモンスターを倒す。おそらく今日買った品も武器に改良するだろう…………だがらこそ、アイツが【悪角のリドルゥ】を倒せなかったことに心底、驚いたよ。【悪角のリドルゥ】はアイツよりも頭が切れるということだ。凶悪すぎるモンスターだよ」

「それは元冒険者パーティー【獅子の闘志ライオ・ハート】のセルド・アーシュラとしてですか?」

「それもあるが……アイツが【孤高の鉄剣士アルーフ・リベリ】と呼ばれるようになってからは、より戦闘センスが研ぎ澄まされているように感じるよ。何がアイツをそうさせるのか」


 セルドはため息を漏らしながら、天を仰いだ。


「妹を殺された復讐か……救えなかった自分への戒めか……まぁ、久しぶりに会ったら、死んでいた顔が少しはマシな顔つきになっていたから問題はなさそうだがな」


 【妖精の宿り木】での出来事を思い出しながらセルドは立ち上がった。


「良い出会いでもあったんだろ。さてと……俺も仕事しますか」

「えぇ、確認していただく書類が山のようにありますので……それに冒険者ギルド【翼竜の鉤爪】からの例の件もあります」

「そういえば、そうだったなぁ……どうしたものか」




 アーシュラ商会を後にしたオスカーはその足で【妖精の宿り木】に向かっていた。時刻は夕刻を過ぎており、日が沈みかけていた。


今日は貰ったピクシィポークで何か作ってもらうか。折角だし、この肉まんも土産に渡すのも良いな。


 そんなことを考えていると【妖精の宿り木】の前に着いた。オスカーは扉を開ける。扉を開けると付けられていた鈴がカランカランとなる。鈴の音で気が付いたのか、店の中にいたアキヒコがオスカーに気が付き目が合う。


「いらっしゃいませ」

「あぁ」


 オスカーは店内を確認するとカウンターにロージュが座っており、既に一人で晩酌を楽しんでいた。オスカーはロージュと目が合うと頭を下げた。


「どうも」

「おぉ、こうやって二人っきりで話すのは久しいな」

「そうだな」


 オスカーはカウンターに座ると、アキヒコはオスカーの前に水とおしぼりを置いた。オスカーは渡されたおしぼりで手を拭く。そして、アーシュラ商会から貰った箱をカウンターに置いた。


「今日はこれで何か作ってくれ。あと……」


 オスカーは肉まんが入った箱をアキヒコに渡した。


「いつも世話になっているからな。これでも食べてくれ」

「えぇ? 良いんですか?」

「あぁ、アーシュラ商会で有名はピクシィポークの肉まんだ」

「肉まんですか! 良いですね……折角ですから皆さんで食べましょう」

「……良いのか?」

「はい、私一人だと食べきれませんし」

「…………なら、ご老人もどうだ?」

「ほぉ、ワシも食べていいのか?」

「もちろんだ」

「では、人数分温めておきますね」


 アキヒコは厨房の棚から蒸し器を取り出し、準備を始める。

 蒸し器の中にピクシィポークの肉まんを並べ、蒸し器の蓋に布巾を巻き、取っ手の部分に縛りつける。蒸し器の下段に5~7分目までお湯を注ぎ、火にかけ、沸騰させる。お湯が沸騰したら、蒸し器の上段に肉まんを入れ、熱する。


「肉まんが蒸しあがるまで、時間もありますし、ピクシィポークの肉の方はどうしましょうか……肉まんもありますし、折角ですから中華にしますか」

「チュウカ?」

「調理方法の一つと言いますか……文化と言いますか……そうですね、酢豚でいきましょうか」

「スブタ?」

「はい、豚肉に粉をまぶしてカリっと香ばしく揚げてから甘酢あんをからめた料理です。甘酸っぱくて美味しいですよ」

「甘酸っぱい料理か……中々、食べる機会無いな……肉まんもあるし、今回は単品で頼む」

「かしこまりました」


 アキヒコはピクシィポークの肉を受け取り、調理を始めた。

 冷蔵庫からオラノの実とピーマン、パプリカを取り出し、切り分けていく。オラノの実は繊維を断つように半分に切り、繊維にそって二センチ幅に切る。ピーマンとパプリカはヘタと種を取り除き、一口大の乱切りにする。オラノの実は切った後にばらばらにほぐしておく。

 ピクシィポークの肉を三センチ四方に切ってボウルに入れる。そこに塩、胡椒、片栗粉をまぶしてよく混ぜ合わせる。

 揚げ油を熱し、ピクシィポークの肉を二分ほど揚げて火を通して取り出す。続けて、切り分けた野菜を入れて一分ほど素揚げして火を通して取り出す。

 フライパンに水、酢、ケチャップ、醤油、片栗粉、塩、黄金蟻の蜜をすべて合わせ、火にかける前にしっかり溶かし混ぜておく。

 フライパンを弱めの中火にかける。ヘラで全体を混ぜながら火にかけ、とろみがついてきたら火を弱め、揚げたピクシィポークの肉と野菜を戻し入れ、全体を炒め合わせる。

 香ばしいさと酸っぱさが混じった匂いが立ち上る。その匂いはオスカーの食欲をかき立たせる。


おぉー……なんだ、この香りは……?

独特な酸っぱい匂いもするが……何故か腹が減ってくる。


 肉まんも蒸し終わり、蒸し器の蓋を開けると物凄い量の水蒸気が上がる。その水蒸気の量にオスカーとロージュは驚く。

 アキヒコは蒸し器から肉まんを取り出し、炒め終わった酢豚も皿に盛る。出来上がった肉まんと酢豚をオスカーの前に置く。ロージュにも肉まんを置く。


「お待たせいたしました。ピクシィポークの肉まんと酢豚でございます」

「おぉ、美味そうだ」

 

 オスカーは箸を取り、酢豚を一口食べる。ゴロゴロのピクシィポークの肉は食べ応えがあり、強い酸味があるが、そのあとからピクシィポークの肉の旨みやケチャップの甘さなどの奥深い味わいが感じられる。


あぁ……ただ酸っぱいだけではなく、旨みやあまみなど、複雑な甘酸っぱさが魅かれるなぁ……。


 今度はピーマンやパプリカと一緒に食べる。先程の甘酸っぱい味わいとは別にピーマンの苦さとパプリカの甘さが感じされる。この苦さと甘さが、酢豚の奥深い味わいをより引き出していた。


「美味いな……この甘酸っぱさ。ご飯が欲しくなるが……」


 オスカーはピクシィポークの肉マンの方を一口。具まで到達しなかったが味付けされていない肉まんの皮が酢豚とよく合う。甘酸っぱさをマイルドにされ、食べやすくなった。


「これはこれで合うな」


 肉まんをもう一口、今度は具まで食べることができ、酢豚とは違う、ピクシィポークの本来の美味さをダイレクトに感じることができた。

 ロージュも温かい内にピクシィポークの肉まんを頬張る。調理を終えたアキヒコも一緒にピクシィポークの肉まんを食べる。


「おぉー、コイツは食べ応えがあるのぉ……さすがアーシュラ商会の目玉商品でもある」

「うん。肉まんは久しぶりに食べたけど、美味しいですね」


 三人は満足しながら肉まんを食べ終わり、オスカーは酢豚の残りを食べ進める。


「冒険者のあんちゃんよ、アーシュラ商会はどうじゃった?」

「ん? あぁ……珍しい物が多く良い買い物ができた」

「ほぉ、それは良かったの」


 オスカーは酢豚を食べ終わり、おしぼりで口を拭く。


「店主、申し訳ないが荷物を整理してもいいか?」

「えぇ、大丈夫ですよ」


 アキヒコは空になった皿を下げると、オスカーはアーシュラ商会で買った荷物を整理し始めた。袋から電気警棒を取り出し、カウンターに置くとロージュの目に留まった。


「なんじゃ、それ?」

「……あぁ、電気警棒って言って、護身用の武器だそうだ。スイッチ一つで雷魔法が発動し、電流が流れる仕組みになっているようだ」

「ほぉ、護身用の武器でモンスターの戦うのか?」

「いや、威力が心許ないから改良しようと考えている。ただ、魔法の知識はそこまで無いから、魔法研究局に依頼しようと考えている」

「ほぉ」


 ロージュは電気警棒を手に取ると、スイッチ部分を指でなぞる。


「なるほどのぉ……簡易的な魔法じゃな……これなら」


 ロージュが電気警棒に魔力を流し込むと、警棒が輝きだし魔法陣が浮かび上がる。ロージュは指先で魔法陣に触れると、魔法陣はパズルのようにバラバラになる。ロージュは指で操作しながらバラバラになった魔法陣を再構築していく。

 その様子を見て、オスカーとアキヒコは驚いていた。魔法陣の再構築が終わり、魔法陣が警棒に戻っていく。


「ほれ、いっちょ上がりじゃ」

「ちょ……ご老人……」

「ま、魔法なんて初めて見ました……さすが異世界」


 ロージュは握っていた警棒をオスカーに返す。


「雷魔法の威力を上げておいたぞ。威力が上がった分、使用回数に制限があるから気を付けるんじゃぞ」

「ご老人……魔法使いだったのか……」

「はっはっは、元じゃよ。今はただの酒好きの爺じゃ。肉まんの礼じゃ、他にも弄れる物があれば出してみ」

「なら……これと……これと……これもだ」

「ほぉー……これを戦闘に? 随分と面白い発想をするもんじゃな。ワシも久しぶりにやる気が出るもんじゃ」




 シューナ村よりさらに北西。

 【悪角のリドルゥ】の調査チームはワイバーンの群れを追っていた。調査チームの一人、Sランク冒険者パーティー【三賢者】のリーダー、ネスコ・トリシュはワイバーンの群れを見つけ、その様子を逐一、冒険者ギルド【翼竜の鉤爪】に報告していた。

 同行している魔法研究局の局員が風魔法を応用させた伝達魔法でタイムラグ無く、情報を発信できている。

 ネスコはなぜワイバーンの群れが、この地を訪れていたのか不思議に思っていたが、その疑問は直ぐに判明した。その事実にネスコは驚愕していた。ネスコ以外の調査チームのメンバーも驚きを隠せないでいた。


「そ、そんな馬鹿な……」

「話には聞いていたが……実際にこの目で見ると……」

「ワイバーンがドラゴンを捕食している」


 数メートル先のワイバーン達を観察していると、ワイバーン達は一体のドラゴンに襲い掛かっていた。ドラゴンは魔法で抵抗していたが、ワイバーン達は数の暴力で四方八方から襲い掛かり、麻痺毒でドラゴンの動きを封していった。

 そして、ヤツがドラゴンの喉元に食らいつき、喉を引きちぎった。


「あのドラゴンって、確か……」


 ネスコの疑問を察し、冒険者ギルドの職員が所持していた本を乱雑にめくり、一つのページを指した。


「間違いありません。別称個体【風鎌竜ネビルシュート】です!!」


 風鎌竜ネビルシュート。鎌のような形状の翼が特徴で、翼を翻すだけで巨大な竜巻を発生させる。さらにその竜巻には魔法が施されており、無数の斬撃が竜巻の中を舞っている。竜巻に巻き込まれたら最後、斬撃によって粉々に切り刻まれてしまう。


「【地脈竜ガバナティ】に続き、【風鎌竜ネビルシュート】まで……ヤツは何体のドラゴンを食らうつもりだ」


 風鎌竜ネビルシュートの首を引き千切ったワイバーンは他のワイバーンよりも一回りも二回りも大きく、頭部に生える禍々しい角がその醜悪さを引き立たせている。


「【悪角のリドルゥ】……急いで、ギルドに報告! 【風鎌竜ネビルシュート】が【悪角のリドルゥ】に喰われた!!」

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