刺激的な。。。

まひるside

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 結局、群青色からの書き込みはない。


「もう……ダメだ」


 時計に視線を向ける。もうすぐ午後五時。

 スーパーが閉店するまで、店長はここには来ない。


 スーパーの閉店時間は午後八時。

 それから雑務を済ませてこちらに来るとと、午後九時は過ぎる。


 それまでに群青色とコンタクトを取りたい。


 私はユーザーからの悩み相談に回答を書き込みながら、群青色からの書き込みがなければ、他の誰かにSOSをしない限り、助かる道はないと悟る。


 緊迫した空気の中で、ユーザーの反応を観察しながらコメントを書き込む。

 もしかしたら私を試すために、この相談相手は店長自身かもしれない……。


 何もかも信じられなくて疑心暗鬼に陥った私は、結局ユーザーに助けを求めることは出来なかった。


 店長に逆らわず、上手くここから逃げ出さなければ。


 パソコンと向き合っていると、ガチャンと玄関が開く音がした。


「……嘘」


 まだ午後五時だよ。


 思わず身構えたが、誰も室内に入る気配はない。恐る恐る玄関を見ると、そこには出前と一枚のメモが置かれていた。


『店長からのお届けものです。今夜は来られないそうです。』


 今夜は来ない……。



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