カクヨムの新たな取り組みについてについて その3
カクヨムの新たな取り組みについてについて、もう少しだけ……。
https://kakuyomu.jp/info/entry/kakuyomu_mid-term_plan
2.の読者がお金を払う 様々な方法で読者から作者に直接お金を払ってもらう仕組み、というのがどのような形になるにせよ、やはりこの場所を通して「作品」にして値段をつけて「商品」にするなら、ある程度内容をチェックする仕組みはいると思います。
作者さんに無断で作品に手を加えることはできませんが、「校正(※1)」と「校閲(※2)」はやはり必要と思うし、ネットで公開されている小説はもちろん……最近は紙の本も以前より誤字脱字誤変換が多……うっ!
……すみません。なんか後ろからブーメランのようなものが飛んできまして。
気を取り直しまして。
あと「検閲(※3)」はよくないけど、成人向けを18歳以下に販売するのは犯罪だし、ネット上で読者の年齢確認は難しいので、カクヨムの表現ガイドラインに違反する作品は、売り買いする前にあらかじめ見つけられるようにしておかないといけませんよね。
https://kakuyomu.jp/legal/guideline
それから、これがいちばんやっかいな問題になると思うのが……「盗作(※4)」。
この作品で、「ここでは万引きがない♪」と書いたのですが、ここでは本屋さんからではなく、作家さんから直接作品が盗まれてしまうことが、残念ながらあるわけで……。
ここでも以前実際に一石楠耳さんの『剣脚商売』や他数名の作者さんの複数の作品が、タイトルと著者名だけを変えた全編コピペ丸パクリで他サイトに無断掲載され、本家よりアクセス数を稼いでいた……という事件がありました。
https://togetter.com/li/1100047
アクセス数だけでなく、楽にお金に稼げるとなると、良からぬことを考える輩が現れないとも限らない。見つけ次第
ただでさえ売上が厳しくて辛いのに、商品を持ち去る万引き犯が書店員をどれほど苦しめるか……!!
他サイトからの作品の無断転載。他サイトへの無断転載。購入した作品の無断転売など……考えられる不正は数多く、カクヨムに投稿された作品や電子や紙で出版されたもの(商業出版・自費出版を問わす)、他のサイトに掲載された作品、個人のブロクなど、現在まで発表された膨大な量の作品に全て目を通すのは事実上不可能だし、将来的にAIの力を借りることができるなら別ですが、現在ひとの目で完全にチェックことは難しい。
また、それができたとしても、未発表作品を何らかの形で手に入れた他人が自分のものとして発表した場合は、チェックをすり抜けてしまうでしょう。
でも。
作品に他人の作品の一部または全部を引用する場合は著者の許可を受けるか、その部分をわかるようにして引用元を明記、巻末に参考文献を記載する……などのルールを作ること
作品を売り買いする前に「この作品は私自身が書いたもので間違いありません」という誓約書に同意してもらうこと
不正を発見した場合は通報してもらうこと
「違反した場合は厳正に対処します」という姿勢が大事と思います。
不正は必ずバレます。どんな作品でも誰かが必ず知っていますから。
お店をきれいにして死角をなくすこと。店内が乱雑だとわからないけど、整理整頓していると、異状にすぐ気づける。
まずは見通しをよくすることが、万引き対策の第一歩です。
※1 こうせい【校正】①文字などの誤りをくらべ正すこと。②校正刷を原稿と引き合わせて、文字の誤りや不備を正すこと。「厳正な―」。③⇒こうせい(較正)。(『広辞苑 第5版』(新村出編 岩波書店 →ISBN978400080119)より)
吉田
※2 こうえつ【校閲】しらべ見ること。文書・原稿などに目をとおして正誤・適否を確かめること。「原稿を―する」。(同上)。
※3 けんえつ【検閲】①調べあらためること。特に、出版物・映画などの内容を公権力が調査し、不適当と認めるときはその発表などを禁止する行為をいい、日本国憲法ではこれを禁止。②(心)われわれの心のなかの(憎い人を殺したいというような)危険な願望が道徳的傾向に抑圧され、変形され、そのままの形では出現しないようにする心的機能。精神分析の用語。(同上)。
※4 とうさく【盗作】他人の作品の全部または一部を自分のものとして無断で使うこと。剽窃ひょうせつ。(同上)。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます