ISBNのおはなし その1。

 さて。

 対象読者ターゲット別というのを解説している最中ではありますが。

 

 2018年冬、実写映画化が決定したそうですね。「ニセコイ」。


 この作品を読んでいて自分、ず~~~っと気になっていたことがありまして、丁度いい機会なので今回はそのことを書きたいと思います。



 なんか、よその版元さんの作品の話ばかりで運営様に申し訳ない。

 一応、自分はS社の回し者ではありません。

 声をかけていだだければ、いつでも御社のために働きますとも!



 一応「ニセコイ」をご存じのないかたのために説明しますと、2011年から2016年まで週刊少年ジャンプで連載していた王道ラブコメディ漫画(※1)。


 2014年と2015年にTVアニメ化もしましたし、自分、アニメは観ていないけど、本誌連載で、というかジャンプNEXTの読み切り版から読んでいました。


 

 ヤクザの跡取り息子(でも、将来の夢は公務員)で主人公の高校生・一条楽いちじょうらくは、家庭の事情のために、仲の良くないギャングの娘・桐崎千棘きりさきちとげと恋人のふりをすることになるのですが、彼には中学のころからのクラスメイト・小野寺小咲おのでらこさきが気になっていて……という物語。


「小野寺派だったッ……!!」と即答された方も多いのではないでしょうか。


 え? 自分? う~ん、どちらかといえば、ちとげ派でしょうか。黒髪も嫌いではないのですが……ずっとメインヒロインは彼女の方だと思っていて……べ、別にツインテールのツンデレが好きなわけじゃないんだからねッ! 勘違いしないでよねッ!


 ……需要のないツンデレは放っておきまして。



 ↓↓↓ 以下、ネタバレあります。未読の方はご注意! ↓↓↓


 この物語の最大の鍵になるのは、主人公の初恋の女の子。主人公が将来を誓いあった少女は一体誰なのか? 名前も顔も覚えていないその娘の唯一の手がかりは、主人公が肌身離さず持っている鍵穴のついたペンダントと、「ザクシャ インラブ(愛を永遠に)」という言葉。


 ……なんですが。話の途中で、主人公が結婚の約束をしたとき、その娘が持っていた絵本が小野寺さんの家から出てくるんですよ。


 ついに、あの娘の正体が!? と思われたのですが、その絵本のタイトルは擦られて読めず(だから何の本だかわからない)、最後のページはなぜか破られていて、さらに謎が深まる……という展開になります。


 でも、自分が気になって仕方なかったのは、その絵本の裏表紙に2段のバーコードがついていたこと。



「……これって、ISBNじゃね?」



 その2。に続きます。



※1. 『ニセコイ』(古味直志/著 集英社ジャンプコミックス)全25巻

1巻→ISBN9784088704548


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